見えていないものが、すれ違いを作っている
キキョウという花を知っていますか?秋の七草のひとつで、星のような形の青紫の花を咲かせる、凛とした美しい花です。派手さはないけれど、見ていると心が静まるような、そういう品のある花なんです。この花には、胸が締め付けられるような由来があります。遠征に赴いた夫を、妻のキキョウは十年間待ち続けました。ようやく帰ってくる日、妻は心を込めて宴の準備をしていた。でも夫は、その様子を見て妻が別の男と再婚したと勘違いしてしまった。妻は自分の潔白を証明するために、自ら命を絶った。本当のことを知った夫は、深く後悔して後を追った。そういう愛の物語です。誤解が、すべてを壊してしまった話です。誠実であったのに、伝わらなかった。待ち続けたのに、わかってもらえなかった。その切なさが「永遠の愛」「誠実」「従順」という花言葉になりました。この話を読んで、何か感じましたか?愛しているのに、伝わらない。誠実でいるのに、疑われる。待っているのに、気づいてもらえない。そういう経験が、あなたにもありますか?恋愛や夫婦関係の中で、こういうすれ違いって本当によくあることだと思うんです。どちらかが嘘をついているわけじゃない。どちらかが悪いわけでもない。でも、見えていないものがあるせいで、すれ違ってしまう。キキョウの物語は、そういうことが最も悲しい形で起きてしまった話なんですよね。霊視をしていると、ふたりの間にある縁のエネルギーが視えます。表面に見えていることと、本当のことが違う、ということがとても多いんです。冷たい態度をとっているけれど、実は深く気にしている。連絡が来なくなったけれど、忘れたわけじゃない。新しい人と会っているけれど
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