P&G「消費者を知り尽くす」戦略に学ぶ|マーケティングの基本
P&Gが世界中で愛される理由P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)。アリエール、ファブリーズ、パンパース、ジレット、SK-II…あなたも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。P&Gは、世界180ヶ国以上で事業を展開し、年間売上約8兆円を誇る、世界最大級の消費財メーカーです。でも、P&Gがここまで成功した理由は、単に「商品の質が良いから」ではありません。実は、P&Gの強さの秘密は、「消費者を徹底的に理解する」という姿勢にあるんです。P&Gには、こんな有名な言葉があります。「消費者こそがボス(The Consumer is Boss)」— P&Gこの言葉が示すように、P&Gは常に消費者を中心に考え、消費者が本当に求めているものを提供し続けてきました。今日は、P&Gの成功事例から、中小企業や個人事業主が活かせるマーケティングのヒントをお伝えします。P&Gが大切にする「消費者の家に行く」という文化P&Gには、「ホームビジット」という独自の文化があります。これは、マーケティング担当者や商品開発者が、実際に消費者の家を訪問して、生活の様子を観察するという取り組みです。なぜ、そこまでするのか?それは、「消費者が本当に困っていることは、アンケートや調査だけでは分からない」からなんです。例えば、ファブリーズが誕生したきっかけも、このホームビジットから生まれました。P&Gの担当者が消費者の家を訪問したとき、「洗えない布製品のニオイをどうにかしたい」という悩みを発見したんです。カーテン、ソファ、布
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