AI時代、消えるのはデザイナーか、それとも創造性か。
デザイナーに「才能」は必要なのだろうか。
もし必要だとすれば、それはどのような才能なのか。
美術やデザインを志す者にとって、
既存のカリキュラムをただ忠実にこなすだけでは足りない。
本当に必要なのは、自分自身の好奇心と理解力を手がかりに、
まだ言語化されていない関心の方向を、自ら探し続ける姿勢である。
それは、単なる努力量では置き換えられない。
テンプレートをいくつ重ねても、
流行の構図をなぞっても、
本質的な創造性は獲得できない。
むしろ、思考が保守化しやすい社会の中で、
既存の枠組みを疑い、異なる視点を持ち続けられる人間は、
もともと多くはない。
本当の意味で“才能”を持つデザイナーは、決して多数派ではない。
では、AIが創造の領域にまで入り込んだ時代において、
そのような人たちは、どのように生き、どのように評価されるのだろうか。
そして、いま卒業を迎えるデザイン学科の学生たちは、
どこへ向かえばよいのだろうか。
しかし現実はこうだ。
• 正社員採用は少ない
• 年収は想像より低い
• 契約社員・業務委託が中心
• 副業前提の働き方
• 安定性はほぼ保証されない
「デザインが好き」という理由だけでは、生き残れない時代に入っている。
そこにAIが加わった。
一部ではこう言われる。
「AIでデザイナーは終わる」と。
だが本当に終わるのは何なのか。
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1. 消えるのは「思考するデザイナー」ではなく、「指示通りに配置する人」である。
まず冷静に整理しよう。
ここでまず、言葉を整理しておきたい。
AIによ
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