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未練がないように見えて、実は忘れられないのは男

男は、あっさりしている。そう思っている人は多い。別れたら引きずらない。次の恋に切り替えるのが早い。いつまでも想い続けるのは、女性のほうだ。世間ではそう言われているのかもしれない。でも、私は17年以上、縁を視てきた中で知っている。男性のほうが、実は引きずっている。表に出さないだけだ。言葉にしないだけだ。誰にも言えないまま、ひとりで抱え込んでいる。今日は、そんな男性の話をしたいと思う。彼は、5年間ずっと想い続けていたある日、鑑定の依頼が入った。相談者は、40代の男性。仕事は順調、社会的には何も問題がない。でも、恋愛だけが止まっているという。「5年前に別れた人のことが、忘れられないんです」最初、彼は照れくさそうに笑った。こんなことを相談するのは初めてだ、と。「男がこんなこと言うの、情けないですよね」「いい年して、いつまで引きずってるんだって話ですよね」自分で自分を責めているようだった。別れの理由は、彼自身にあった彼女と出会ったのは、7年前。友人の紹介で知り合い、自然と付き合うようになった。彼女は明るく、真っ直ぐな人だった。一緒にいると、自分も前向きになれた。このまま一緒にいられたらいいと、心から思っていた。でも、彼は言葉にしなかった。「好き」と言えなかった。「ありがとう」が足りなかった。「一緒にいたい」を、ちゃんと伝えなかった。仕事が忙しいことを言い訳にした。男はそういうものだと、自分に言い聞かせた。彼女は何度かサインを出していた。「私のこと、本当に好き?」「将来のこと、どう考えてる?」そのたびに、彼ははぐらかした。向き合うのが怖かったのだ。そして、彼女は去っていった。「もう疲れた」
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