占いは、未来予測ではなく「自己状態の可視化」だと思っている
占いという言葉を聞くと、「当たるか」「当たらないか」という話になりがちです。でも、正直に言うと、私はその問い自体にずっと違和感を持っていました。私は本業ではエンジニアとして働いています。システムを設計したり、数字やログを見ながら問題点を洗い出す仕事です。そんな立場から見ると、「一度の結果だけで何かを断定する」という考え方は、かなり危うく感じます。状態を見ずに、未来だけを聞くことの不自然さシステム開発の世界では、1回だけのログを見て「原因はこれだ」と結論づけることはほとんどありません。複数のデータを見て、時間の流れの中でどう変化しているかを確認します。人の心や行動も、それとよく似ていると思っています。今どんな状態なのか。少し前と比べて、どう変わっているのか。無理をしていないか、偏っていないか。本来はそこを見ないと、「この先どうなるか」という話は成り立たないはずです。趣味から始まった、占いの研究占いに興味を持ったのは、スピリチュアルな理由からではありません。分類や傾向、思考の整理として数秘術や占星術、観相といった占術を調べるうちに、「これは意外とロジック寄りだな」と感じたのがきっかけでした。たとえば観相学は、江戸時代にも研究されており、顔つきや表情を「その人の生活状態の結果」として捉えています。占いというより、観察に近い。そう考えると、占いは未来を言い当てるものというより、今の自分を整理するためのフレームワークなのだと思うようになりました。一回きりの占いがブレやすい理由これまで10年ほど、占いを続けてきて思うのは、一回きりの鑑定がブレやすいのは当然だということです。人は日々、状態が
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