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コントラバス買っちったよね

あぁ買ってしまった。これほどまでに「買ってしまった」という表現が似合う楽器も他にはなかなか少ないと思う。コントラバスというのはそれほどに、「所有する」ことのメリットに対してデメリットが大きすぎる楽器なのだ。購入の経緯としてはこうだ。ヤフオクで前々から、「コントラバスが安ければ入札する」を繰り返していた。そもそもコントラバスなんてそうそう安く手に入るものでもない。安い値段で入札したところで結局は他の入札者が現れてそこそこの値段になって終わる。もちろん私もそれを承知の上で、一種のスリルを味わう様な感覚で「どうせ落札できるわけないし…」と思いながら日々入札を繰り返していた。その日も私はなんとなくヤフオクを眺め、いつもの様にまだ20,000円にも満たない額のコントラバスに対して20,000円の入札を入れた。当然、今までの経験則から結局はこのコントラバスも100,000円前後まで伸びていくのだ。そう信じて疑わなかった。ちょうどライブ前に控室で待機していたころだ。ポケットに入れたスマホがブルルと短く震えた。『おめでとうございます!』今度は私が震えた。「コントラバスを…落札してしまった…?」20,000円で落札できたのであれば、楽器の状態にもよるがそこそこ安い値段であろう。しかし、コントラバスにはそれ以外にも考えなければならないことが山積みだ。言うなれば突然明日から家に大型犬を飼うような、それなりの準備も必要になってくる様な話だ。まずは妻への言い訳である。いきなりこんなバカでかいものを家に持って帰っていいわけがない。仮に妻がいきなり大型犬を飼って来ようものなら家族会議を開催しなければならない
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音楽における理論の重要度合い

こんにちは。コントラバス弾き 佐清(スケキヨ)です。今回は「音楽における理論の重要度合い」について書きたいと思います。1.音楽理論って…難しい?「音楽理論」なんていうと堅苦しくて取っつきにくくて何だか敬遠してしまう人も多々いるかも知れません。勇気を出して実際にひも解いてみても,専門用語の羅列で「こりゃダメだ」と数ページで諦めてしまう人もいるかと思います。(高校の時の僕自身がそうでした)ですが,ちょっと頑張ってみると「なんだ,そういうことか」と,ストンと腑に落ちることが多々ありました。楽器を練習してある程度譜面が読めるようになって,曲の流れが何となくわかるようになると理論の言わんとするところを汲み取れるようになります。子どもの頃に難しいと感じていた足し算・掛け算だと思っていたことが,色々経験して大人になってみると大したことない問題だったりするのと似ています。(※かと言って僕が全て理解しているとは言い切れませんが…)なので,初めは算数の数式や法則と同じように「へ~,そうなんだ」くらいで流し読むくらいで良いと思います。2.音楽理論とは一つめの項目で「音楽は算数に似ています」と言いましたが,音楽と数学は沢山の共通項があります。例えば「基準音となるラの音は440Hz(場合によって前後しますが)と表され,それをテンポ120(1分間に120回の速さ)で,4分の4拍子で,12小節演奏する」としたとき,沢山数字が出てきます。それらの音一つ一つにはそれぞれの周波数があり,どの周波数同士の組み合わせがハーモニーとして認識されるかというところでも数学的に表されます。加えて、数学とは別に,音楽は時間的芸
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コントラバスの運指

こんにちは。ACMDmusicと申します。ACMDmusicのサービスのなかには、コントラバスの運指の指導(添削)というものがあり、最近も何件かご依頼を頂いています。私がコントラバスを指導する上で、運指はとても重視していることのひとつです。特に、ジャズのような即興音楽を演奏する上で、合理的かつ一貫性のある運指を身につけることは、演奏のクオリティ(豊かな音色、正確なリズムやピッチ、レガートなどの安定感など)を保つことに加えて、音楽(演奏)に集中するためにもとても重要なことだと考えています。即興演奏において、瞬間的に思いついたこと、そして、それは自分でもおそらく始めて演奏するようなパッセージを、反射的に楽器で表現することが行われています。コントラバスの指板は人間の手に対して大きすぎるので、せっかくのアイディアも、運指の「手詰まり」によって表現しきれずに悔しい思いをした経験は、ベーシストなら何度もあることだと思います。これを克服するためには、合理的な運指の体系を身体で覚えて、反射的に対応できるようにすることが必要です。そのためには、エチュードやメロディやリフ、採譜したソロやベースラインのような「書き譜」に対して、日頃から合理的な運指で演奏することが不可欠です。そのとき、運指に対してどれだけ自覚しているか、その質と量が問われます。ですから、演奏上はそれほど難しくないような、低音域を中心で大きな跳躍もない、易しいベースラインであっても、しっかりと吟味された一貫した運指で演奏することがとても重要になってきます。自分が困っている状況に置かれていないと、運指の添削を受けてみようとはなかなか思わ
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