実績は安心を生むが、信頼は生まれない ~保護者が口に出せない「安全」という本音の話~
塾や学校を選ぶとき、
保護者は何を基準にしているのでしょうか。
合格実績。
指導方針。
授業内容。
口コミ。
もちろん、どれも大切な判断基準ですよね。
ですが実際にはもっと手前に、
口には出せない
非常に大きな判断軸が存在しているのです。
それが、
**「安全」**です。
■ 保護者は、不安を口に出せない
近年、
学校や塾、教育現場における
痛ましい事件や不祥事を目にすることが増えてしまいました。
ニュースを見るたび、
多くの保護者は、心のどこかでこう思っているのです。
「うちは大丈夫だろうか」
「この先生に、安心して任せていいのだろうか」
ですが、こんなこと
面と向かっては聞けないですよね。
・失礼に思われないか
・疑っていると思われないか
・関係が悪くならないか
だから、保護者は黙ってしまいます。
けれど、不安そのものが消えるわけではないのです。
■ 真面目な教師ほど、苦しい立場に立たされる
一方で、
現場で真摯に教育に向き合っている
教師や講師の立場からすると、
こうした空気は非常につらい。
・何もしていないのに疑われるかもしれない
・距離感に過剰に気を遣う
・本来の教育に集中しづらくなる
実際に、私が勤務している幼児教育の現場でさえも、
”男性の先生”というだけで不安の問い合わせをいただくことがまれにあります。
スキンシップなどの”距離感”が
女性の担任の先生よりも「何か問題があるんじゃないか」と疑われてしまうのです。
これは、
誰も悪くないのに生まれてしまう溝です。
■ ここにあるのは、対立ではなく「断絶」
この問題は、
・保護者 vs 教師
・疑う側 vs 疑われる
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