「お母さん、最近おかしいよ」は禁句です。親のプライドを傷つけずに「老後の話」を切り出す魔法のアプローチ
前回、実家の冷蔵庫や部屋の様子から、親御さんの小さな変化(SOSサイン)に気づくことの大切さをお話ししました。
しかし、気づいた後に待っているのが、さらに大きな壁です。
「この変化を、どうやって親に伝えたらいいの?」
あなたも、こんな風に悩んでいませんか?
「最近、物忘れがひどいよ。病院行こう」と言ったら、すごく怒らせてしまった。
「このままじゃ心配だから、施設も考えたら?」と提案したら、「親を捨てる気か!」と泣かれてしまった。
喧嘩になるのが怖くて、結局何も言えずに帰ってきてしまった。
お気持ち、痛いほど分かります。
親を想うからこその言葉が、親のプライドを傷つけ、心を閉ざさせてしまう。これは本当に辛いですよね。
今日は、そんなジレンマを解消し、親御さんと穏やかにこれからのことを話し合うための「魔法のアプローチ例」をお伝えします。
なぜ、あなたの言葉は届かないのか?
まず知っておいていただきたいのは、親御さん自身も、心のどこかで「自分の衰え」に気づき、不安を感じているということです。
しかし、それを認めるのは怖い。
子供には迷惑をかけたくないし、いつまでも「しっかりした親」でいたい。
そんな複雑な親心があるところに、子供から真正面から「おかしいよ」「衰えてるよ」と指摘されたら、どうなるでしょうか?自分を守るために、反発したり、殻に閉じこもったりしてしまうのは、ある意味当然の防衛反応なのです。
アプローチを「説得」から「相談」に変える
では、どうすればいいのでしょうか。
大切なのは、あなたのスタンスを「親を心配し、説得する人」から「人生の先輩に相談する人」へと変えることです。
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