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日常の小さな「儀式」が、冷めかけた関係を変えた話

空気のような関係クライエント「ダイキさん、今日は少し......相談しにくいことかもしれないんですけど」彼女は入室するなり、そう切り出した。いつもより少し声が小さい。ダイキ「大丈夫ですよ。どんなことでも、話しやすいペースで話してください」クライエント「......パートナーとの関係なんです。別に嫌いになったわけじゃないし、喧嘩してるわけでもないんですけど」少し間があいた。彼女は手元のカップを見つめている。クライエント「なんて言えばいいのか......空気、みたいな感じなんです。いるのが当たり前すぎて」ダイキ「当たり前すぎて?」クライエント「はい。朝起きて、それぞれ仕事に行って、帰ってきて、ご飯食べて、寝る。毎日同じで......なんか、こう、ときめきとか、そういうのは全然なくて」彼女の声には、諦めのような、でも何かを求めているような、複雑な感情が混ざっていた。きっかけは些細な変化ダイキ「そうですか。いつ頃からそんな風に感じるようになりました?」クライエント「......いつからだろう。気づいたら、って感じですね。最初の数年は楽しかったんですよ。一緒に出かけたり、何かするのも楽しくて」ダイキ「楽しかった頃と、今と、何が変わったんでしょうね」クライエントは少し考え込んだ。クライエント「......変わったこと、ですか」ダイキ「ええ。楽しかった頃は、どんなことをしていましたか?」クライエント「うーん、休みの日は一緒にカフェに行ったり、映画見たり......あと、帰ったら今日あったこととか、よく話してましたね」ダイキ「今は?」クライエント「今は......特に何もしてないですね。休みの
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