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その子にあった環境で、子どもは変わる。教育現場の“転換期”を生きて 1

寄り添う教育へ──変わり続ける学校と私 「困った子だ」と言われる子どもほど、本当は“困っている子”なのだと気づくまでに、私はずいぶん遠回りをしました。 授業中に立ち歩く。しゃべる。ノートを書かない。突然キレてしまう。 教師の立場から見ると、どうしても「指導しなければならない問題行動」として目に入ります。しかし、その行動の裏にある“困り感”には、長い間気づけませんでした。 ある子は、板書を写すスピードが極端に遅く、書き終わらないことが続いた結果、諦めてしまっていました。 別の子は、耳からの情報だけでは理解が追いつかず、説明が始まると同時に不安になっていました。 またある子は、友達の小さなからかいに敏感で、「笑われた」と感じた瞬間に気持ちが爆発してしまうこともありました。 当時の私は、行動の“結果”だけを見て指導していました。 しかし特別支援教育を学ぶ中で、私はその視点が大きく間違っていたことを思い知らされました。 行動には必ず理由があります。 理由なく荒れる子はいません。 理由なく授業がしんどくなる子もいません。 “困っている”のは、いつも子ども。 そう理解してからは、行動が起こる「前」にあるつまずきや不安に目を向けるようになりました。 視点が変わると、行動の意味が変わり、子どもへの言葉が変わり、関係性も変わっていきました。 環境が変われば、子どもは驚くほど変わります。 立ち歩いてしまう子には、前の席ではなく後ろの席や別室学習。 板書が苦手な子にはプリントの補助。別のプリント。 友達関係が不安、苦手な子には、休み時間の安全な居場所。 「困った子」を「困っている子」へと捉え直すだけ
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