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スピリチュアルペインとは

スピリチュアルペインとは(終末期ケア協会より)近代ホスピスの創始者であるシシリー・ソンダースは、死との対峙を余儀なくされたとき、「多くの患者が自責の念あるいは罪の意識をもち、自分自身の存在に価値がなくなったと感じ、ときには深い苦悶のなかに陥っている。このことが、真に『スピリチュアルな痛み』とよぶべきものであり、それに対処する援助を必要としている」と述べています。終末期の人たちは、身体や心の苦しみだけでなく、「なぜ自分だけが死んでいかなければならないのだろうか?」「自分の人生はいったい何だったのだろうか?」「自分は死んだらどうなるのだろうか?」という“魂の痛み”を自覚するようになると言われています。そうした痛みをスピリチュアルペインと呼び、一般にはこの痛みに対するケアがスピリチュアルケアだといわれています。「自分には霊感がある」と称する人物が、相談者の恋や仕事の悩みに様々なアドバイスを与えるというテレビ番組や占いのようなカウンセリングなどを思い浮かぶとところかもしれないですが、医療での「スピリチュアルケア」という言葉のスピリチュアルとはまったく意味が異なります。臨床でのスピリチュアルケアは、死が間近に迫った人に寄り添うケアであります。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。次回は、スピリチュアルケアについて、深堀していきたいと思います。
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スピリチュアルケアとは

国際連合の専門機関であるWHO(世界保健機関)では、健康の定義において  1)physical health(肉体的な健康)  2)mental health(精神的な健康)  3)social health(社会的な健康)  の三方面の健康に加えて、  4)spiritual health(直訳:霊的な健康)  が必要であると1998年WHO執行理事会で討議され、健康の定義の変更が議決され、1999年総会で提案されています。 しかし、この「霊的な健康(spiritual health)」を和訳する適切な言葉が見あたらず、信条的な健康とか、宗教的な健康と考えるなら、信条、宗教を持たない人々には適用できないので、「尊厳(尊く厳か、侵しがたい)」と訳す専門家もいます。 今や、人々の霊的な健康をケアする「spiritual care(スピリチュアル ケア)」の時代に入っています。私は、病院で勤めているソーシャルワーカーですので、終末期の患者に関わる機会がたくさんあります。そこで、もうすぐ命の灯が消えてしまうその人を感じて、この人は、自分を全うした人生だったのだろうか、生きるって何なんだろう、死ぬってなんなんだろう・・ と考えずにはいられませんでした。終末期ケア、緩和ケアについては、以下全人的苦痛の軽減を支援者は必ず意識した対応が必要です。●全人的苦痛について緩和ケアでは全人的ケアが推奨されていますが、全人(whole person)は、body(身体)とmind(心)、spirit(魂)から成り立っています。現代科学科学的な対処の困難なspiritを切り捨て、bodyとmindのみを
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在宅ケアについて

介護サービスマインドハピネスクリエイターです。タイトルにもある在宅ケアについてお話ししようと思います。現在、国の政策として病院ではなく在宅での看護や介護を推奨しています。アンケートでも終末期はどこで迎えたい?死ぬ最後の時はどこで迎えたい?という質問に対して自宅(自分の生活してきた場所、生まれた家)でなくなりたいという意見が約59%以上ありました。ですが現在の状況を見ると病院で亡くなられる方が78%を占めています。在宅でお亡くなりになられる方はわずか15%ほどだというのです。本人の思いとは別にたくさんの状況がありその最後の願いを叶えることが困難になってきている状況にあるのだと思います。家にいて急変したらどうしようどのように対応したらいいのかわからない面倒を見る自信がない怖いと意見は様々です。決して1人ではありません。保険サービスや保険外のサービスを組み合わせることで在宅でも看取りをすることが可能になってきています。ですが利用する人の気持ちと心が置いてけぼりになってしまっているのでは無いでしょうか?人が1人天寿を全うするためには本人だけでなく、本人に関わる周りの人全てに責任が伴います。大事な人を気持ちよく送り出すためにも家族全員で終末期の高齢者を在宅で看取りませんか?みんなで力を合わせれば可能となります。これからも在宅ケアは推進されていきます。しっかりと受け止めて大事な人の最後を看取れるようになりましょう。
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看護師以外への講義

今度、地域の介護福祉士に講義をすることになった。講義のお題は死亡する前の体の変化について。解剖生理を多少踏まえて看護師は学生時代を含め、解剖生理を学習しているからどの程度の知識があるかわかるけど介護福祉士はどれくらい知っている?講義時間は60分・・・呼吸と循環だけで掘り下げれば1時間なんてあっという間に過ぎる。とりあえず、伝える内容は・循環や浮腫を踏まえて終末期の点滴を絞る理由について・呼吸困難、せん妄、痙攣など終末期に起こる症状の原因についてなどを考えている。少しでも伝わればいいな~
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