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MBA ファイナンス事例 資本コストの算出手続き ミッドランド社②

こんにちは! こんちゃんやつです。 今回もファイナンスの活用編としてケーススタディを紹介していけたらと思います。 今回は、前回に引き続き、ミッドランド社の事例に基づき、資本コスト(Cost of Capital)の具体的な算出手続きについてプロセスを紹介していきます。1. 資本コスト計算の出発点:CFOの依頼 ケースの冒頭で、ミッドランド社の財務部門(コーポレート・ファイナンス部)はCFOから次の指示を受けます。 「来年度の投資案件を評価するために、最新の資本コストを再計算してほしい。全社だけでなく、主要3事業(探鉱・生産、精製・マーケティング、石油化学)ごとにも算出してほしい。」つまり、CFOが求めたのは「単なるWACC」ではなく、事業リスクを反映した精密な割引率でした。2. ステップ①:株主資本コストを求める(CAPMの考え方) まず財務部が注目したのは、「株主がどれだけのリターンを要求しているか」です。 これを求めるために用いられるのが、MBAファイナンスではおなじみのCAPM(Capital Asset Pricing Model)です。 CAPMの基本思想は非常にシンプルです。 投資家は、リスクを取る分だけリターンを要求する。 そのリスクを測る指標が「ベータ(β)」です。 市場全体の変動に対して、どの程度その事業の収益が敏感に反応するかを表す数値で、 • 1を超えれば市場よりリスクが高く、 • 1未満なら市場より安定している、 と読み取れます。 探鉱・生産部門は、原油価格や地政学的リスクの影響を強く受けるため、βは1を大きく超える水準。 一方、精製・販売部門は、価格変
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MBA ファイナンス事例 資本コスト ミッドランド・エナジー・リソーシズ社

こんにちは! こんちゃんやつです。 今回もファイナンスの活用編としてケーススタディを紹介していけたらと思います。 今回は、資本コスト(Cost of Capital)の基本を学ぶためのケースとして有名な米国のミッドランド・エナジー・リソーシズ社の事例を紹介します。 MBAのファイナンス授業で必ずと言っていいほど登場するのが、「Midland Energy Resources: Cost of Capital」というケースです。 このケースでは、エネルギー大手ミッドランド社が、自社全体と各事業部門の「資本コスト(Cost of Capital)」をどう設定するか、というテーマが扱われています。 企業価値評価や投資判断の基礎となる考え方を理解するには、まさに教科書的な題材です。 1. ケースの背景:巨大エネルギー企業の悩みミッドランド社は、石油・ガスなどの総合エネルギー企業です。 事業は大きく3つに分かれていました。 • 探鉱・生産(E&P):原油や天然ガスの掘削・生産。リスクは高いが収益性も高い。 • 精製・マーケティング(R&M):原油を精製し、ガソリンや燃料を販売。安定的だが競争が激しい。 • 石油化学(Petrochemicals):化学製品を製造。景気に左右されやすい。 同社は、これら異なるリスク構造を持つ事業を抱えていたため、「ひとつの資本コスト」を全社的に使ってよいのかが課題になっていました。 2. 資本コストをなぜ求めるのか? 資本コストとは、企業が投資家や債権者から資金を調達するための「期待リターン」のことです。 簡単に言えば、投資家が求める最低
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