「気持ちのモードが変わると、響きが変わる」 〜“感じる力”が生み出す本物の表現〜
◾️響きの違いは「心のモード」から生まれる
「気持ちのモードが変わると、 響きが変わる。」
このシンプルな一言の中に、演奏の深い真実が隠れています。
たとえば、クレッシェンド・デクレッシェンド、タッチの強弱、はねる・はずむスタッカート感覚、長くのばすフェルマータの余韻…。また、セクションの境目場面変化の表現など。。。
これらは、音楽の中で“心の動き”を表す大切な要素です。
つまり「そのように感じたから、そのように弾く」もの。
ところが、実際には“形” だけが先に立ってしまうことがあります。
「強く弾く場所だから」「譜面にそう書いてあるから」という理由で音を出すと、そこには心の動きが伴っていない響きが生まれてしまうのです。
◾️ 表面の演奏になってしまう理由
それはさながら、「表情を描いた仮面」をかぶったような音。
一見正しく演奏していても、どこか機械的で、聴き手の心には届きにくい。。。
これは、私たち多くが受けてきた“型通りの教育”の中で身についた習慣でもあります。
軽音楽のように、自由度の高いジャンルでは、自分で感じ、考え、決める力が欠かせません。
この感覚が育っていないと、「どう弾けばいいかわからない」という状態になり、結果的にロボットのような演奏になってしまいます。
◾️「感じる“から”弾く」へのリフォーム けれども、音楽の魅力はそこにはありません。
人を惹きつける“おもしろい演奏” とは──
気持ちが盛り上がったり静まったり、切なくなったり明るくはじけたり、びっくりしたり安心したり、ワクワクしたり優しい気持ちになったり・・・する演奏。 そんな心の揺れを、リスナーが音で
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