絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

1 件中 1 - 1 件表示
カバー画像

「伝わる文章」は、うまい文章より難しい──信用してもらえる存在になるには?

最近、主婦の友社時代の同僚だった女性編集者と一緒に、これからを担うライターに向けた「文章力講座」を開いています。 受講生はすでにウェブ媒体や広報誌などで執筆経験を持つ、一定のレベルに達した人たちです。 今回の講座には、私たちが実際に原稿を添削するサービスをつけました。 受講者が提出する原稿は、もちろん基本をきちんと押さえており、誤字脱字も少なく、構成も整っています。 それでも、私たちは「まだ伸びしろがある」と感じています。 なぜなら、良い文章よりも“無駄のない伝わる原稿こそが、プロの世界では求められるからです。 修飾語より「余白」、技巧より「意図」 世の中には、文章術に関する本があふれています。 「書き出しのコツ」「リズムの作り方」「五感を使った表現法」──。 テクニックを何十個も紹介している本も少なくありません。 もちろん、それらは知っておくに越したことはありません。 ですが、私たちが原稿をチェックするとき、まず見るのはテクニックではなく構造と意図です。 例えば、 ・過剰な修飾語の連発 ・「それ」「これ」など指示語の多用 ・主語の省略で曖昧になった文意 これらが重なると、どんなに美しい言葉を使っても、読み手には伝わりません。 日本語は主語がなくても何となく通じてしまう言語ですが、“なんとなく”の積み重ねが伝わらない文章を生むのです。 「上手い」より「届く」文章を 添削をしていると、基本に忠実で誠実な原稿を書く人が多いことに驚かされます。 その姿勢は本当に素晴らしい。 しかし、プロとしてやっていくためには、もう一段階上の“読まれる文章”が求められます。 それは「うまく書く」では
0
1 件中 1 - 1