理学部と工学部の違い
このブログを開いてくださり、ありがとうございます。今日は、理学部と工学部の違いについて、現役の工学部生の視点から説明させていただきたいと思います!「理学部と工学部って何が違うの?」理系で理工系を目指している高校生の方は、考えたことあるのではないでしょうか。私も同じことを思い、進路選択のときにどちらに進むべきか悩んだことがあります。結論から申し上げますと、理学部・・・基礎的な学問の分野を研究し、その分野を発展させる工学部・・・学問の知恵や知識を実際のモノづくりに利用するという違いがあります。これだけでは何のことかよく分からないですよね。具体的に、扇風機を例に話をしてみます。扇風機は言ってしまえばモーターに羽根がついているだけの機械ですよね。このモーターに着目してみましょう。モーターは電気の力を磁石の力に変換し、さらにそれを動力に変換して回転します。なぜ電気の力は磁石の力に変換できるのかという仕組みや、電気と磁石の間に法則(公式)は存在しないだろうかなどと、モーターの基盤にある原理について深く学ぶのが理学部の役割です。一方で、このように理学部が担当して見つけ出した新たな発見を日常生活や工業製品にうまく利用するにはどうしたら良いかを考えるのが工学部の役割です。モーターもその例の一つです。電気の力と磁石の力の関係を利用した製品はモーターだけではありません。発電機やIHの調理器、改札などで使うICカードもこの原理を利用しています。数学や物理、化学など中学・高校で学んでいるような学問をさらに深く掘り下げて勉強する理学部とその知識をうまく利用して生活を豊かにする製品を作ろうとする工学部。うま
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