大ヒット映画「国宝」はスピリチュアルである
現在、大ヒットしている映画「国宝」は任侠の一門に生まれながらも歌舞伎役者の家に引き取られた喜久雄(吉沢亮)と、彼が引き取られた家の息子・俊介(横浜流星)がライバルとして互いに芸の道を究めていく話である。
では、どこがスピリチュアルなのか。
喜久雄と俊介は舞台が終わった後で、天井を見つめて「あそこでいつも誰か俺たちを見ているよな。」と会話を交わす。しかし、そこにはもちろん人影はないのである。だから、これは生前、歌舞伎を演じてきた人々の霊魂のような存在が、そこにいたと考えることができるだろう。
次に喜久雄は神社で参拝する際に「すべてを犠牲にしてもいいから、歌舞伎が誰よりもうまくなりたい」と願掛けをして、確かにその通りの人生を歩んでいく。
そして、喜久雄はこのことを、悪魔と契約したのだと考えるのである。
また、喜久雄はインタビューをされた時に「いつもある景色を追い求めて芝居をしているんです。」と答えるのだが、その景色がどんな景色かをインタビュアーにはうまく説明できないシーンがある。
しかし、最後に満足のいく歌舞伎ができて舞台でたたずんでいると、眼前がこの世のものとは思われない美しい光につつまれ、金粉のようなものが降り始めるのである。
これはおそらく生前に歌舞伎を演じてきた人々の霊魂のような存在が、見事な芝居をした喜久雄を金粉現象で褒め称えたのだろう。
そして、これが「いつもある景色を追い求めて芝居をしている。」とインタビュワーに語った景色なのである。
このような理由から、この映画を見ていくと誰もがスピリチュアルな側面を強く感じるのである。https://cocon
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