❖ 自分にお金をかける価値はない? ── “変わりたい”と“変わらない”の狭間で ──
「自分には、それほどの価値があると思えない」
――そう思う限り、現実もまた、その通りに動き続けます。
「高いですね。少し検討します。」
これまで何度となく、この言葉を受け取ってきました。
ですが最近になって、ようやくはっきりと感じるようになったのです。
それは、問題は“金額”ではないということです。
本質はもっと深く――
「私には、それだけの価値があるのだろうか?」
という、静かで根深い自己否定が隠れているように感じるのです。
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ある方から恋愛のご相談を受けたことがありました。
「彼が他の女性を見ているような気がして、不安になるんです」
「信じたいのに、疑ってしまって苦しくなる」と。
何度も繰り返される思考のループと感情の傷が背景にあり、
それをほどいていく施術をご提案いたしました。
けれど返ってきたのは、
「少し検討してみます」というお言葉でした。
その瞬間、感じたのです。
施術が不要なのではなく、
変化を受け入れる準備が、まだ整っていないのだと。
⸻お金をかけるという行為は、
単なる“対価の支払い”ではありません。
自分の未来に対して、どれだけの信頼を置けるかを映し出す、ひとつの姿です。
自己価値が揺らいでいるとき、
人は無意識に、自分を後回しにします。
「今の私には、それだけ注ぐ意味がないのかもしれない」
そんな思いが、行動のブレーキとなって表れるのです。
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ここでお伝えしたいのは、施術や価格の正当性ではありません。
それ以上に大切なのは、
“自分という存在に、どれだけの価値を見ているか”ということ。
「検討します」という言葉の奥に、
本気で変わりたい気持ちと、
「そ
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