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国語講師のひとり言「親御さんも読んでみましょう」

『個別の授業で面と向かっては言いにくい話をコラムにしています。ですのでタイトルも「ひとり言」。日々の指導で気づいたあれこれを綴ります。』中学受験の国語では、文章を「読む」ことにかなりのエネルギーを使います。設問に答える以前に、そもそも「読む力」が足りていないと感じるお子さんも少なくありません。そんなとき、私が親御さんにおすすめしたいのが、「子どもが解いている文章をいっしょに読んでみる」ことです。実際の入試問題でも、塾の教材でもかまいません。10分程度でいいので、ぜひ一度、親御さんご自身の目で文章を読んでみてください。すると、お子さんが「難しい」「何を言っているかわからなかった」とこぼしていた理由が、驚くほどよくわかることがあります。たとえば、登場人物の心の機微が細かく描かれていたり、たとえ話が挟まれていたり、筆者の主張が素直に読み取りづらい構造になっていたり。小学生がひとりで読み進めて、なおかつ設問に正しく答えるには、相当高いレベルの読解力が求められる現実が実感として伝わってくるはずです。中には、「自分が読んでも意味がわからなかった」とおっしゃる親御さんもいます。でも、それでもかまわないのです。お子さんと「読みにくさ」を共有することで、声がけの内容が変化し、学習への前向きな気持ちが引き出しやすくなります。国語の読解はとくに、結果だけ見てアドバイスをしても心に響きません。その子が「どう読んで、どこでつまずいたのか」を丁寧に拾っていくことが大切です。ぜひ一度、お子さんと同じ文章を読んでみてください。そこから見えてくることは、きっと想像以上に多いはずです。
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