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蜜蜂と大黒天と、少しの静けさ

今日はいつも通りに朝から少し早起きをして、地元寺社への参拝に行ってきました。 気温は少し高めで、夏の気配がほんの少しじわり伝わってくるような、そんな朝でした。 大黒天へお賽銭を入れて目を瞑って合掌。 感謝と挨拶を込めて手を合わせていると、同じタイミングでどこからともなく――音もなく――大きな蜂が一匹、ふわりと頭上を旋回し始めました。 非常に大きな羽音で最初は驚きましたが、不思議と怖さはありませんでした。 手を合わせている間中、静かに、自分のまわりをくるくると円を描くように飛んでいました。 参拝を終えるとほぼ同時に、蜂は空高く舞い上がり、やがて天へと飛び去っていきました。 その姿は、どこかメッセージのようにも感じられました。 偶然だったのかもしれませんし、ただの通りすがりだったのかもしれません。 けれどその時、「あ、ちゃんと届いたんだな」と、自然にそう思えた自分がいたのです。 蜂の羽音が、まだどこか耳の奥に残っているような感覚があり、それもまた悪くないなと感じました。 蜂という存在は、古来より“神の使い”や“繁栄の象徴”として語られることがあるそうです。 勤勉さや調和、そして「花から花へと命の循環をつなぐ者」としての側面。 大黒天が司る「財」「福」「実り」にも通じるものがあり―― この日現れた蜂は、そんな象徴としての“何か”を、そっと知らせてくれたのかもしれません。 「ちゃんと見てくれている存在がいる」―― そう思えるだけで、少し背筋が伸びる。そんな週末でした。
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