「友達はいるのに、本音が言えない。そんな時、話せたのは“知らない誰か”でした。」
学生のころ、よく一緒にいた友達。社会人になってからできた気の合う同僚。子どもが生まれてから仲良くなったママ友。人生のなかで、いろんな人に出会って、人間関係は広がっていきました。でも、恋愛でつまずいたときや、生活環境の変化、価値観のズレなど、少しずつ関係性が変わっていって——気づけば、「本音を話せる相手」はだんだん少なくなっていった気がします。 友達も家族もいる。けど、誰にも言えないことが増えていく。年齢を重ねるごとに、心にしまった“秘密”が少しずつ、静かに増えていく。「こんなこと、話せないよな」「どうせ分かってもらえないかもしれない」「心配されるのも、面倒かも」そうやって、本音をしまい込んで、平気なふりをしていた時期もありました。 そんな中で、ふと気づいたことがありました。あまり深く知らない人。ちょっとした職場の人や、近所の顔見知り。そんな“あんまり関係ない人”に、思わずぽろっと愚痴をこぼしたことがあって——不思議と、その時はスッキリしていたんです。「この人、私のこと何も知らないからこそ、変に気を使わずに話せたんだな」って。意外と、ぜんぜん知らない人の方が、冷静に、優しく、受け止めてくれるものなんですね。 話すって、誰かに聞いてもらうって、それだけで気持ちが整っていくことがある。アドバイスも、正解も、いらない。ただ、「うん」「そうなんだね」って穏やかに聞いてもらえるだけで、心が少しずつほどけていくことって、本当にあるんです。 もし今、誰にも言えない想いや、ずっと抱えている気持ちがあるなら——それはあなたが、これまでたくさん我慢して、たくさん優しくしてきた証拠かもしれません。 わ
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