「この恋しかない」と思い込んでいた私が、ようやく気づけたこと
※今回は、実際にご相談いただいた方のお話をもとに、許可を得て内容を再構成しております。「同じように悩んでいる方の助けになれば」と願うご本人の気持ちを込めて、綴らせていただきます。※ご本人ではなく、イメージです「この恋しかない」彼女は、そう何度も繰り返しました。彼と出会い、恋に落ち、その人しか見えなくなってしまった――それが、彼女の恋の始まりでした。「彼といる未来しか想像できないんです」「彼がいなければ、もう誰を好きになることもないと思う」そんな強い想いの裏には、誰にも言えない不安や焦りが潜んでいました。彼からの返信が少し遅れるだけで眠れなくなったり、自分の気持ちを伝えたのに、受け止めてもらえないことで落ち込んだり。本当は苦しいのに、それでも「この恋しかない」と言い続ける彼女の姿に、私は胸が締めつけられました。ある日、彼女はぽつりとこう言いました。「私、いつの間にか…自分を見失ってました」彼が笑ってくれるかどうか。彼がそばにいてくれるかどうか。そればかりを気にする毎日の中で、自分の心の声がまったく聞こえなくなっていたと。好きな人と一緒にいたい、幸せになりたい。その気持ちはとても素直で、美しいものです。けれど、「この恋しかない」と思い詰めてしまうと、選択肢も、視野も、心の余裕さえも奪われてしまうことがあります。彼女はその後、「彼がどうこうではなく、私がどう在りたいかを考えたい」と話してくれました。「まだ迷ってるけど、私の人生を“彼中心”じゃなく、“私中心”に戻していきたい」その言葉には、揺れながらも前を向こうとする強さがありました。恋に夢中になることは、決して悪いことではありません
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