デザイナーの暮らしの手帖
日々の暮らしの中で様々な出来事が起きる。そんな出来事や思いをどう記録しどう表現するかを考えてみたいと思います。物事を表現するのに言葉がありそれは文章として明日に残り、人々の記憶にとどめられるものであります。
清少納言の「枕草子」・・・春はあけぼのから始まる四季の移ろいに関する文章はその当時の情景を見事にあらわしています。
デザイナーである私は、またコピーライターでもありマーケティング研究者でもあります。だから目に入るものや事に対してある程度敏感になっていくわけで、その一環として古文などに親しむことを自らに課しているのです。
というのは、古文といわれる時代には写真などの画像は存在せずただ文章と絵によってのみ、作者の感情なりを表現するしかなかったのですから、現代人以上に文や絵に対する感性が豊かであったのだと思われるからです。
むしろ不便だったからこそあのような素晴らしい文章が残っているのだと思うのです。
人間というのは不思議なことに困難であるからこそ何事にものめりこんでいくのかもしれません。
デジタルも便利だけど人間本来はアナログの生き物だと思うのです。デザイナーである私は、絵の具、染料、水墨、筆、などアナログに徹して、いかに情景や状況を語るかを日々鍛錬している事であります。どんなことに気を付けているかというと、例えばこんなこと
スーパーの店頭は野菜や果物が一番目立つところにあるという現象から何を見るか・・・
おおきく二つの狙いがあります。一つは季節感の演出という店舗のメッセージを感じてほしいから「あぁ もう春だねー」などといったお客の感性に訴求する役割と、もう一つは販売
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