【有料級!管理職必見】第3部 日本企業の構造的弱点はどこにあるのか。
はじめに 第2部のような元に戻ることが考えづらい経営環境下となっていても、これまで会社を支えてきた経営者や管理職はこれまでの成功体験が忘れられない。このため、無意識的に正常性バイアスが働き、思考の転換が図れず、現状を維持しつつ難局を乗り越えようと考えるものである。
しかし、これらは企業文化や組織及びシステムを硬直化させ、見えないところで負債が貯まっていくこととなり気づいたときには既に手遅れとなる可能性が低いとは言い切れない。これらの組織内の問題は最終段階の一片として見え始めている。
まずは、このような引き締め環境下において、先行きの不安定さを嫌う経営者は、企業の内部留保を使うことを嫌う傾向があると考えられるため、利益を生むリソースを増やすために、短期的には管理職(管理監督者)にしわ寄せするような構造となっている可能性が高い。これは、近年の問題である管理職のなり手が不足している状況と整合している。
特に、そのような状況でも転職が困難と感じている就職氷河期世代が近年の雇用研究の中では特に被害を受けている状況にあると推察されている。
これらの仮説を深掘りすると共に政府がこれらに対してどのように対処してきているかを考察する。
全部で4部構成となっています。
・第1部 厳しい経営環境に置かれる日本企業について
・第2部 経営環境は今後、緩和的な状況に逆戻りするのか
・第3部 日本企業の構造的弱点はどこにあるのか ←イマココ!!
・第4部 構造転換がもたらす未来像と管理職における千載一遇のチャンス
1. 仮説の蓋然性についての考察
(1) 内部留保の活用を嫌う経営者の行動
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