論文は長いほうがいいのか?
こんにちは!心理学客員研究員の原です。今回は,「論文は長いほうがいいのか?」について考えていきたいと思います。あくまでも主観的な内容なので参考程度に読んでいただければと思います。論文といっても様々なものがありますね。種類として卒業論文,修士論文,博士論文,投稿論文が挙げられます。これらのうち,卒業論文や修士論文,博士論文は様々な観点から研究目的の検証をするという点において,長い方がいいと思います。ただし,「ただ長い」のではなく,「意味ある長さ」を意識する必要があります。「意味ある長さ」とは,「問題と目的」において先行研究のレビューがきちんとできているか,理論的背景の説明,研究の課題の提示,研究の目的の提示をすることですね。量的研究の場合,「方法」では調査対象者,調査時期,使用尺度(使用尺度の項目例を必ず入れましょう),倫理的配慮,分析ソフトについて書きます。「結果」では必要な分析を行います。オーソドックスな流れは,因子分析→クロンバックのα係数の算出→t検定or二要因分散分析→相関分析→重回帰分析or共分散構造分析ですね。「考察」では得られた結果に基づき,先行研究と整合的な結果が得られたかどうか,理論の支持は得られたのかなどが重要になります。このようなことをしっかりと書くことで「意味ある長さ」につながります。研究目的を多角的に検証できるのが卒業論文や修士論文,博士論文なので研究数や仮説が複数あっていいです。私の場合,卒業論文は研究数が1つ,修士論文は研究数が2つ,博士論文は研究数が4つありました。ページの長さでいえば,卒業論文は30ページ程度,修士論文は100ページ程度,博士論
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