弱いんじゃなくて、優しすぎただけかもしれない
アザミという花を知っていますか?野原や道端に自生している、紫色のふさふさした花です。見た目は可愛らしいのに、茎や葉には鋭いトゲがある。触ろうとすると刺さる。近づきたいのに、簡単には近づかせてくれない、そういう花なんです。花言葉は「独立」「安心」「厳格」「高潔」。この花言葉にはふたつの面白い由来があります。ひとつは、スコットランドの話です。昔、ノルウェーの兵士たちが夜中にこっそりスコットランドの城に侵入しようとしたとき、地面に生えていたアザミのトゲを踏んで思わず声を上げてしまった。その声でスコットランドの人たちが目を覚まして、城を守ることができた。アザミが国を救ったんです。そこから「独立」「安心」という言葉が生まれました。もうひとつはギリシア神話の話で、美の女神アフロディーテが厳格で高潔な羊飼いに恋をするお話です。女神の想いが届かず、怒りにまかせて羊飼いを盲目にしてしまう。絶望した羊飼いが河に身を投げ、その河原にアザミが咲いた。そこから「厳格」「高潔」という言葉が生まれました。ふたつの由来を読んで、何か感じませんでしたか。トゲというのは、攻撃のためにあるんじゃないんですよね。自分を守るためにある。近づいてほしくないんじゃなくて、大切なものを守りたいから、トゲを持っている。あなたの周りにも、そういう人がいませんか。ちょっと近づきにくい雰囲気がある。言葉がきつく聞こえることがある。感情をなかなか表に出さない。でもよく知ると、実はとても誠実で、曲がったことが嫌いで、大切な人を守ることに一生懸命な人。あるいは、あなた自身がそうだったりしますか。本当は寂しいのに、強がってしまう。助けてほし
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