完璧は、障害
販売者になると商品を作る際に完璧を求めますが、実は、完璧は販売を行う上で障害となります。それはなぜか?
完成された商品は、お客様に押し付けすることになるからです。これは、どういうことなのでしょうか?
ビジネスは、事前にいくら綿密な調査を行ったとしても、お客様の本音は実際に販売してからでないと分かりません。一番の注意は「安ければ買うのに」。
これは、ほとんどが断り文句です。
この言葉を真に受けて開発すると大変なことになります。ですので、はじめに「根拠のない言葉」を間に受けて完成させてしまうと、無理やり商品にお客様を寄せて行くハメになります。しかし、未完成の状態のままテスト販売を行えば、お客様の本音が出てくるのでお客様の本当の意見を取り入れることができます。そうすることで、お客様に商品を当てはめるのではなく、商品をお客様にあわせることができます。考えてみて下さい。
世の中の上手くいっているビジネスはすべてお客様と共に成長しています。そして、メーカー始動で作った商品は、売れずに大赤字になっています。少し古いですが「液晶テレビ」です。
以前の日本であれば、メーカーが最高の技術を取り入れれば商品は売れました。しかし、今はモノに溢れた時代なので、完成された商品を売るのは至難の業です。もし、大きくビジネスをハズしたくないとしたら、まずは見切り発車でスタートし、お客様の意見を反映しながら完成させていくことです。そして、私の勉強会は、クライアントの進捗を見ながら「今」必要な不足しているコンテンツを補う形で構成しています。これを、はじめにお客様を無視して作ってしまうと、ミスマッチを起こしてしまいま
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