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【教養としての読書】源氏物語⑥ 登場人物の紹介

こんにちは、ココナラドクターです。先日宇治平等院鳳凰堂に行ってきましたが、とてもよかったですよ。鳳凰堂では、臨終の際に、阿弥陀如来が迎えに来る絵が扉や絵に描かれていて、見事でした。こんな仕事をやっていると死は身近なものなので、感慨深いものがありますね。まだまだ続く、源氏物語の女性陣のご紹介。有名なのは1)義理の母、藤壺の女御(ふじつぼのにょうご)2)正妻格の紫の上(むらさきのうえ)3)正妻の葵の上(あおいのうえ)ですが、さらに魅力が異なる女性たちを学んでいきましょう。①末摘花(すえつむはな) 源氏が18歳のときに、結ばれた女性。 「座高が高く、背が曲がっていて、鼻はゾウのように長く、先は赤い」こと から、鼻が赤いことにちなんで、末摘花と呼ばれた。 黒ヒョウのコートを着たりと、ファッションセンスも欠けていたよう。 健気な一面を、源氏は気に入ったという。②玉鬘(たまかずら) 夕顔と頭の中将(とうのちゅうじょう)の娘。源氏が養女として引き取る。 美人であり、源氏が手を出したくなっていたところ、髭黒の大将(ひげくろ のたいしょう)と結婚することとなった。髭黒の大将には長く連れ添った妻 がおり、この結婚が決まったとき、怒って香炉の灰を投げつけたという。③秋好中宮(あきこのむちゅうぐう) 六条御息所(ろくじょうみやすどころ)の娘で、冷泉帝(れいぜいてい)の 中宮になるまでは、梅壺の女御(うめつぼのにょうご)と呼ばれた。 秋が好き。④女三の宮(おんなさんのみや) 源氏の兄である朱雀院(すざくいん)の第3皇女。 葵の上(あおいのうえ)亡き後、ずっと空席であった正妻になる。 このとき女三の宮は1
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【教養としての読書】源氏物語③ 登場人物の紹介

小学生のときから、源氏物語が好きでよく読んでいました。(漫画は禁止されていましたが、ブラックジャックだけOKでした。)今は主に産業医・内科医をしています。光源氏を取り巻く男性たち、その2です。①光源氏の息子、夕霧(ゆうぎり) 光源氏と正妻、葵の上(あおいのうえ)の息子。葵の上が早く亡くなったため、祖母・大宮に育てられる。光源氏の意向で、低い官位である六位を賜ることになり、彼が自らの努力で出世するための基盤となった。実直な性格。大宮邸で一緒に育った、雲居の雁(くもいのかり)と結婚する。雲居の雁は、頭の中将(とうのちゅうじょう)の娘である。②光源氏の従者、惟光(これみつ) 源氏の乳母の息子。光源氏の腹心の従者。 主人の逢引きを計画したり、まめな性格。 娘の藤典侍(とうのないしのすけ)は夕霧に見初められ、側室となった。③空蝉(うつせみ)の弟、小君(こぎみ) 源氏に命じられて、姉である空蝉との仲を取り持つ。 空蝉は年寄りの伊予介(いよすけ)の妻であったが、一夜を共にしてしまう。④左大臣(さだいじん) 源氏の正妻となった、葵の上(あおいのうえ)の父親。 同時に源氏の幼馴染の頭の中将(とうのちゅうじょう)の父親である。⑤悲劇の一途男、柏木(かしわぎ) 源氏の兄である朱雀帝(すざくてい)の三女、女の三宮(おんなさんのみ や)は、源氏の妻であったが、好きになってしまい、不義の息子薫(かお  る)を設けてしまう。女三宮はその後出家。
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【教養としての読書】源氏物語② 登場人物の紹介

こんにちは、医者やっています(雑)先回は源氏の両親をご紹介。今回は源氏を取り巻く男性陣をご紹介。古典はとっつきにくい印象がありますが、主な登場人物をおさえてしまえば、読みやすいです。①光源氏(主人公)父親である桐壺帝(きりつぼてい)は、第二皇子を皇族ではなく臣下とし、「源氏」と名乗らせた。ルックスが良く、何をやらせても超一流の源氏は、「光る君」と呼ばれるようになる。中年以降は複数の女性との愛に悩み、寂しい晩年を送る。②兄の朱雀帝(すざくてい)桐壺帝の第一皇子。母親は弘徽殿の女御(こきでんのにょうご)。柔和な性格として愛されたが、光源氏に容姿も教養すべてが劣ってしまう。朧月夜(おぼろづきよ)を妃に迎える予定であったが、光源氏に寝取られてしまう。24歳で即位。40代で出家を急ぎ、愛娘の三女、女三宮(おんなさんのみや)を源氏の嫁とする。③実は源氏の息子、冷泉帝(れいぜいてい)桐壺帝(きりつぼてい)の第十皇子。桐壺帝の後妻である、藤壺の女御(ふじつぼのにょうご)と源氏の間にできた、不義の子である。朱雀帝の後を継ぎ、11歳で即位。朱雀帝の第一皇子である、今上帝(きんじょうてい)に譲位するまで18年、世を治めた。譲位後は冷泉院に住んだことから「冷泉帝」と呼ばれる。まじめな性格であり、成長してから本当の父が源氏と知り、強く苦悩する。④親友、頭の中将(とうのちゅうじょう)源氏の幼馴染であり、ライバルかつ悪友として、成長していく。左大臣の息子。源氏の正妻となった、葵の上(あおいのうえ)の兄。大人になってからは政敵としてしのぎを削る。容姿に官職、色恋沙汰も一流だが、源氏にいつも一歩先をリードされて
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