642.「自転車に当て逃げされた」と表現も 「ひき逃げ」「当て逃げ」違いは?
「自転車に当て逃げされた」と表現も 「ひき逃げ」「当て逃げ」違いは? 弁護士に聞く
テレビのニュース番組や新聞記事などでは、「ひき逃げ」「当て逃げ」という言葉が登場します。ひき逃げは、車の運転手が歩行者をはねた後、そのまま現場から走り去る行為を指すのが一般的ですが、当て逃げについては、「自転車に当て逃げされた」と言う人もいるため、両者の違いがよく分からないことがあります。
ひき逃げと当て逃げは何が違うのでしょうか。芝綜合法律事務所の牧野和夫弁護士に聞きました。
人が死傷するケースは「ひき逃げ」に該当
Q.そもそも、「ひき逃げ」と「当て逃げ」は何が違うのでしょうか。
牧野さん「どちらも法律用語ではありませんが、一般的には、『ひき逃げ』は人身の死傷を伴う交通事故の際、『当て逃げ』は物損事故の際にそれぞれ使用されているようです。
例えば、歩行者と車両(車、バイクなど)の交通事故の際に、車両の運転者がそのまま走り去った場合のほか、『車同士の交通事故で、一方の運転手がそのまま走り去った場合』『車とバイク(自転車)の交通事故の際に車の運転手がそのまま走り去った場合』などは、いずれもひき逃げに該当するでしょう。
車両の運転時にガードレールや電柱などにぶつかって物を破損させたにもかかわらず、そのまま現場から走り去った場合は、当て逃げ事故として処理されるのが一般的です」
Q.車の運転手が歩行者をはねた後、近くの建物にぶつかったと仮定します。そのまま現場から走り去った場合、ひき逃げと当て逃げの両方に該当するのでしょうか。その場合、刑罰は重くなるのでしょうか。
牧野さん「人身の死傷と
0