「灼熱の情熱道」
山頂付近、真夏のギラギラ太陽に照らされて荒涼とした風景が広がっている。登山者A
と登山者Bは疲労困憊の表情を浮かべながら進んでいる。
完全に道に迷ったらしい。
登山者A:(息を切らしながら)もう…本当に限界だ。水が欲しい…
登山者B:(声に弱さが滲む)俺は死にそうだ…
登山者A:(不安げに周囲を見渡す)あの方向に川があるはずだ。少しでも水を見つけないと…登山者B:(苦しそうに)でも、道に迷ってるし、どこに川があるのかもわからない。
どうしよう…
登山者A:(頑固に)でも、水を求めない限り、このままではもう一巻の終わりだ。だから行って確かめよう。登山者B:(ため息混じりに)もう力も残っていないけれど…もし水があるなら、俺も行くよ。(二人は迷いながらも川の方向と思われる方へと進む。地形は険しく、岩場を登り降りする)登山者A:(途中で休憩しながら)あそこに水の音が聞こえるような気がする。本当に水があるのかもしれない。登山者B:(希望を込めて)本当にそうだといいな…
(やっとの思いで川の近くに辿り着く。しかし、水は僅かな滴しか残っていない)
登山者A:(渇きを感じながら)水だ…わずかな水がある…
滴る水滴をコップで受けて約三時間くらい掛けてやっとコップに半分くらい溜まった。身体の水分はこの灼熱地獄が容赦なく奪い取る。
喉が渇いて死にそうだ。
登山者B:(目が輝きながら)コップに半分溜まったから分け合おうじゃないか。
登山者A:(欲望にかられて)でも、これは私の見つけた水だ。自分が飲むべきだろう。と喘ぎ喘ぎ言った。
喉が渇きすぎて意識が朦朧としている。
登山者B:(怒ったように)でも
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