中小企業経営のための情報発信ブログ453:本の紹介 読書の技法
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、佐藤優著「読書の技法」(東洋経済新報社)を紹介します。佐藤氏と言えば、元外務省主席分析官で、作家ですが、月平均300冊を超える本を読む読書家としても知られています。本書は、その佐藤氏流の「本の読み方」を初公開されているもので、大いに参考になります。
佐藤氏は、最近の教養ブームについて、「知力を強化していかなければ生き残っていけないのではないか」という日本人の集合的無意識が反映していると分析しています。こうした傾向は、今回の新型コロナ禍でさらに顕著になっているように思います。佐藤氏の言葉を借りれば、「知は力」で「力は知」で、知識を身につけるのに不可欠なのが読書です。そういうこともあって、私も毎週休日に本の紹介を行っています。本書は、単に佐藤氏流の「本の読み方」に留まらず、物の見方・考え方、表現の仕方まで視野に入れて書かれていますので、「読書の技法」というよりは「知の技法」と言った方がよいように思います。「知の技法」については別に「知の操縦法」(平凡社)という本を書かれていますが。
まず、読書の大前提として、佐藤氏は、読書とは単に字面を追うことではないので、正しい方法を身につけることが重要だと言います。最初に正しくない知識を身につけるとその矯正には白紙から勉強するよりも時間がかかり厄介です。その意味で、間違った中途半端な知識が書かれた本や基礎知識がないと理解できないような本は論外です。知識を着実に身につけ、人生を豊かにするためには、正しい道に沿って読書をすることが重要なのです。
佐藤氏は、高校教科書レベルの基礎知識をつけるの
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