中小企業経営のための情報発信ブログ451:本の紹介 経営戦略全史
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、三谷宏治著「経営戦略全史」(ディスカヴァー)を紹介します。
この本は、テイラーとメイヨーに始まるこの100年の経営戦略論の流れを描いた経営戦略の物語(ストーリー)です。 著者は、この本で「『当時の社会やビジネス状況の解決策としての経営理論』と『現代のイノベーション論の構造』の2つが学べる」と言っています。 この本には、ビジネス史を変えた戦略コンセプトが漏れることなく紹介されていて、
教科書的に:経営戦略論の流れや史実、関連項目が一覧できる
辞書的に:気になる用語の意味や位置づけを索引から調べる
百科事典的に:関心のある項目についての関連情報が分かる
物語的に:どうやって経営戦略論が生まれ、進化してきたかを楽しむ
というような方法で使うことができます。 経営学を学ぶというのではなく、ビジネスパーソンがイノベーションのアイデアを得たいというのであれば、本書を物語的に読むことが有用だと思います。
経営戦略の歴史は、著者の言葉を借りて簡潔に言えば、「60年代に始まったマイケル・ポーターを主流とするポジショニング派と80年代以降優勢になってきたジェイ・バーニーをはじめとするケイパビリティ派の戦い」です。
ポジショニング派は「外部環境が大事。儲かる市場で儲かる立場を占めれば勝てる」と言い、ケイパビリティ派は「内部環境が大事。 自社の強みのある所で戦えば勝てる」と言います。
この2者の背後にあるのは大テイラー主義ともいわれる「定量分析」と大メイヨー主義と言える「人間的議論」の戦いでもあります。
ポジショニング派は、「定量的分析や
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