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使いがちで絶対避けたい文末表現(原稿執筆のコツ8)

「テレビの情報番組を見ていると連発されるある言葉の影響だ」と私は強く思うことがあります。 この言葉は原稿を書く際に気をつけるポイントに直結します。 それは、 ・「ことができる」の表記を見直す です。 テレビのワイドショーやニュースを見る機会があったら以下の言葉に着目してください。 ●「見ることができる」 ●「資料請求することができる」 ●「判断することができる」 ●「ワクチン接種することができる」 ●「食べることができる」 話し言葉だからいいのか?と肯定的に考えたいですが気になります。 これを書き言葉、つまり原稿に連発してしまうのが文章を書き慣れていない人の特徴です。 回りくどいのです。 書き言葉にすると以下となります。 ●「見ることができる」→「見られる」 ●「資料請求することができる」→「資料請求できる」 ●「判断することができる」→「判断できる」 ●「ワクチン接種することができる」→「ワクチン接種できる」 ●「食べることができる」→「食べられる」 ぐっと短くなりました。 どうしても、〇〇することができるという表現が必要なときは使ってもいいのですが、極力見直ししたほう賢明です。 商業出版で販売されている書籍でも(小説などは除く)、頻繁に見受けられる本もあります。 しかし、これは編集者の経験不足の場合が高いです。
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正確に名称などは書きましょう(原稿執筆のコツ7)

〇ムダを削いで適切な補足をする これは原稿を精査する上で重要なポイントです。 たとえば、「コロナの影響で」と会話で出てくることが多いと思います。 話し言葉であればいいかもしれませんが文章にするには疑問です。 新型コロナウイルスときちんと書く必要があります。常に極力正確を期す気持ちを持ちましょう。 築地市場から豊洲市場への移転が以前に話題となりました。 つい「豊洲が」と書いてしまうところを、「豊洲市場が」と書く。 つい「タワマンが」と書いてしまうところを、「タワーマンションが」と書く。 話し言葉で使いがちな言葉は徹底的にチェックしてください。 しかし、同じ章(項目)で正確な表記が長い名刺の際は初出だけ正確に書いて、その後の文章では略すことがあります。 たとえば、 ・ソーシャル・ネットワーク・サービス(以下SNS) といった表記です。 正確に書く例をあげましょう。 ・彼は株式市場を眺めていた。 という文章があるとします。  これは日本の株式市場? それもどの市場? それとも海外の株式市場? 値動きを眺めていた? それとも出来高を見ていた?とツッコむのです。 ・前場・後場とも、彼は口座を持つネット証券会社の画面で東京証券取引所の日経平均株価の値動きを眺めていた。 文脈によってどこまで正確に書くかは変動しますが、基本的には正確を期す気持ちが重要です。 もうひとつ例をあげます。 ・心理学の言葉だと、「メタが高い」と表現される。 これだけで理解できますか? 「メタが高い」のメタはメタ認知のことです。メタ認知とは、「自分が認知していることをさらに俯瞰的に認知する」意味の認知心理学用語です。
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思いつくまま書いてはいけない(原稿執筆のコツ6)

原稿を書きなれていない人の特徴のひとつに、 ●思いつくまま書く があります。 思いつくまま書くと、その前に記述した内容を指すだろうと思われる指示代名詞が多数使われることにつながりやすいです。 例を見ていきましょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私もサラリーマンを辞めたあとは、フリーランスを経験したが売り上げの上限に限界を感じ、そこから脱却したのが、商品販売するということだった。 そのため、この商品を売ることでのインパクトや、最初の1つの商品が未来を変えてくれたことを考えると、この稼ぐというフェーズでは、もっとも大きな転換期になると言ってもいい。 ただ、そのぶん、ハードルに感じる人も多く、なかなか一歩が踏み出せないという人は、安い単価のものを扱い、商品を売ることに慣れることだ。 そこで売ることに慣れれば、販売単価を変えるなどの方法で徐々に上げればいい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ まず2行目に「そこ」が出てきます。 これは、その前の文章から考えると、 ・フリーランス自体に限界を感じたのか? ・売り上げの限界を感じたことなのか? がはっきり識別できません。 同様に、3行目の「この」はどこを指すのでしょうか? 文脈を追ってもはっきりしません。 これは典型的な、思いつくまま書いたときに出やすい表現です。 さらに、4行目の「この」も同様です。 なくても意味は通ります。   そして指示代名詞ではありませんが、7行目の「そのぶん」にも言及しましょう。 どのぶんなのか? 読んだだけではわかりづらいです。これも思いつくまま書いたときに出る特徴といえます
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強調したいのはわかるけど(カッコ問題)

文章添削する機会によく見受けるのがカッコの多様です。 特に、「〇〇メソッド」といった自分が編み出したメソッドや自分が経営する会社目、「波動」「ホメオパシー」のような固有名詞で強調したいフレーズなどで多用する人が多い傾向があります。 気持ちはわかるのですがカッコの多用は読み手の読みづらさに直結します。 ※読みづらさのポイントは多々あり、複合的に使われるとボディブローのように読者に読む気をうせさせるのです 基本的には、 〇初出の時だけカッコをつける に留めるようにと指導しています。 あと、二重カッコは基本的に番組名や書籍名などに用いるものです。 安易な二重カッコの使用も注意しましょう。
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