20 年賀状で「新年あけましておめでとうございます」はNG?
年賀状で「新年あけましておめでとうございます」はNG? 気を付けたいポイント、マナーコンサルタントに聞いた
2023年用の年賀状の準備を始める人も多くなる時期ですが、書く際に気を付けるべきことが幾つかあるようです。「これはNG」「できれば避けたい」といったことについて、一般社団法人「マナー&プロトコル・日本伝統文化普及協会」(東京都港区)代表理事でマナーコンサルタントの西出ひろ子さんに聞きました。
「忌み言葉」に注意
Q.あいさつ文で「新年あけましておめでとうございます」と書くのは、問題がありますか。
西出さん「はい。問題があります。『あけまして』の『あける』には『新年になる』の意味があります。よって、『新年あけまして』と書くと二重に書いてしまうことになります。書くときは、『新年おめでとうございます』もしくは『あけましておめでとうございます』と書きましょう」
Q.目上の人に「賀正」「迎春」は使ってもいいのでしょうか。
西出さん「使ってはいけない、ということはありませんが、目上の人には『謹賀新年』や『恭賀新年』と書く方が、敬いの気持ちが伝わります。最も丁寧なのは、『謹んで新春のお祝いを申し上げます』などと文章で書くことです」
Q.前年にお世話になったことを書く際、「去年」と書いてもいいですか。
西出さん「書かない方がいいですね。『去る』は忌み言葉の一つと言われています。『忌み言葉』とは、不幸や縁起の悪いことを連想させてしまう言葉です。『去る』から、関係が離れる、別れるという意味を連想する人もいらっしゃいます。書くときには、『旧年』『昨年』と書きましょう」
Q.ボールペンを使って
0