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ドリームボックス(犬・猫 殺処分機)の実態

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。令和4年度の環境省の最新の統計によると、令和4年4月1日~令和5年3月31日の1年間に殺処分された犬猫の頭数は11,906頭に上ります。 昭和60年代には毎年70万頭以上(1日2,000頭弱)もの犬猫が殺処分されていました。 今から20年前の平成16年の統計では、約39万5,000頭もの犬猫が殺処分されていましたが、かつてに比べて殺処分数が激減していることは事実です。 殺処分が激減している背景には、動物愛護法改正により、ペット業者からの動物引き取りを自治体が拒否できるようになったことに加え、殺処分寸前の犬・猫を各地の動物保護団体が救出している現実があります。 それでも、今でも殺処分されている犬猫が存在します。 犬・猫を殺処分する方法として、一部の自治体では安楽死の方法が採用されています。 しかし、ほとんどの自治体で、一室に犬・猫を閉じ込め、二酸化炭素を充満させて窒息死させる方法が採られています。犬・猫を二酸化炭素によって窒息死させる設備は、【ドリームボックス】と称されています。 ドリームボックス(夢の箱)という名称とは裏腹に、犬・猫は息をすることができず、悶え苦しみながら死んでいくのが現実です。ドリームボックスの中で犬・猫がどのように殺されているのか、その実態を知らない方も多いと思います。現実から目を背けるべきではないはずですので、ドリームボックスの残酷な現実を一度YouTubeで見ていただければと思います。私たち国民は、ドリームボックスで犬・猫を殺すために税金を支払っているのではありません。ドリームボックスという残酷な殺処分装置は
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殺処分寸前だった夢之丞(ゆめのすけ)

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。保健所で殺処分寸前だったところを保護され、災害救助犬として活躍した「夢之丞」(ゆめのすけ)という犬がいます。 災害救助犬とは、地震や台風などの災害時に被災現場に駆けつけ、人命救助に当たる犬です。 夢之丞は、2014年8月に広島県土砂災害の時に初めて災害救助犬として出動しています。ネパールの大地震の時などは、海外に遠征して活躍しました。 熊本の大地震のときも災害救助犬として活躍しています。 夢之丞は、2021年に11歳で災害救助犬を引退しましたが、引退するまでに合計17回も被災現場に出動し、災害救助犬として活躍しました。 災害救助犬を引退後、夢之丞は「殺処分ゼロモデルを全国に広める」ため、認定NPO法人ピース・ウィンズジャパンが立ち上げた「ワンドリームプロジェクト」の大使に就任し、現在も元気に活動しています。 その夢之丞は、2010年、生後3か月のときに広島県の動物愛護センターに収容された野犬です。 夢之丞は人を見て極端に怯える性格だったため、譲渡しようにも もらい手が見つからず、間もなく「ドリームボックス」で殺処分される運命にありました。 「ドリームボックス」とは、狭い一室に犬・猫を閉じ込め、二酸化炭素を注入して窒息死させる殺処分機のことです。 夢之丞がドリームボックスに送り込まれる寸前、認定NPO法人ピース・ウィンズジャパンのスタッフが、災害救助犬の候補となる犬を探して、広島県の動物愛護センターを訪れます。 ピース・ウィンズジャパンのスタッフの目に留まったのが、夢之丞でした。 スタッフに抱きかかえられたとき、恐怖に怯え切っていた夢
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安楽死による動物の殺処分

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。山口県の下関市は2009年、世界で初めて動物の安楽死殺処分機を導入しています。 下関市職員は、二酸化炭素による殺処分がされている現状を見て、殺処分せざるを得ないとしても、何とか動物たちを苦しませずに殺処分する方法はないかと模索しました。 その末に、世界で初めて考案した方法です。 安楽死の方法は、吸入麻酔剤を部屋中に充満させることにより行なうものです。二酸化炭素による殺処分は窒息死のため、動物たちが苦しみながら死んで行くことになります。 しかし、吸入麻酔剤による殺処分は、動物たちが苦しむことなく意識を失っていき、本当の安楽死が訪れるというものです。 以前のブログで、太田匡彦氏の【犬を殺すのは誰か ペット流通の闇】から何度か引用させていただきました。吸入麻酔剤による安楽死とはどういうものか、再び同書から引用させていただきます。以下、引用。 『職員がスイッチを押すと濃度15%の吸入麻酔剤が殺処分機の中に充満する。犬たちは約1分30秒で酩酊状態に入り、じきに意識を失って睡眠状態となる。酸素濃度が18%に保たれており、窒息死することはない。約30分かけて心停止に至り、本当の安楽死が訪れる。 獣医師でもある女性職員は、監視モニターごしに殺処分の様子を見守りながら、こう話した。 「精神的な苦痛を取り除いてあげることはできません。だからせめて、肉体的な苦痛だけでも無くしてあげたかったのです。こういうやり方もあるのだと、少しでも多くの自治体に知ってほしい。本当は、殺処分がゼロになるのが一番いいんですけどね・・・・」 声が潤んでいた。』(引用終了)(【
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ドリームボックス(犬・猫 殺処分機)の実態

こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。 かつて、犬・猫の殺処分の方法として、一室に犬・猫を閉じ込め、二酸化炭素を充満させて窒息死させる方法がほとんどでした。現在では、山口県の下関市のように、「吸入麻酔剤」による安楽死装置を導入している自治体もあります。しかし、二酸化炭素による殺処分は、今でも広く行われています。 犬・猫を二酸化炭素によって窒息死させる設備は、「ドリームボックス」とも称されています。ドリームボックス(夢の箱)という名称とは裏腹に、ドリームボックスの実態がどのようなものなのか、精力的な取材によりペット産業の闇を暴き出した ある記者の著書から引用しておきます。(以下、引用)。「飼い主に捨てられた犬にはどんな運命が待っているのか。別の日、関東地方のある自治体で、殺処分の様子を取材した。 午前9時30分、いつものように犬舎の壁が動き始め、この日は柴犬やビーグルなど9匹の犬が殺処分機に追い込まれた。 殺処分機の広さは約3立方メートル。うっすらと明かりがともっている。そのなかを、犬たちは所在なげにうろうろとし、何匹かは側面にある小窓から、外の様子をうかがう。 殺処分機の入り口が閉じられると、すぐに二酸化炭素ガスの注入が始まる。犬たちはまずガタガタと震え、息づかいが荒くなる。殺処分機の上部に取り付けられた二酸化炭素の濃度を示すメーターの数値が上がっていくと、苦しいのだろう、次第に頭が下がってくる。1分もすると、ほとんどの犬は立っていられなくなり、ゆっくりと折り重なるように倒れていく。 酸素を吸いたいのか、何匹かの犬が寝そべったまま大きく口を開く動作をする。助けを呼びたい
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ペット等の殺処分の現状

保健所で殺処分されている犬猫の数はどれくらいか、知っておられるでしょうか。 令和2年度の環境省の統計によると、殺処分された犬猫の頭数は23,764頭に上ります。今から18年前の平成16年の統計では、約39万5,000頭もの犬猫が殺処分されていましたから、かつてに比べて殺処分数が激減したことは事実です。 ちなみに、殺処分の方法として年々その数は減ってきているものの、今でも使用されている主流の方法が「炭酸ガスによる窒息死」です。そのガス室には「ドリームボックス」などという欺瞞に満ちた名称が付けられていますが、犬猫たちは息ができず、悶え苦しみながら死んで行くことになります。 しかし、殺処分動物が多数の場合、保健所職員の安全性確保の面からもコスト面からも、炭酸ガスを利用せざるを得ないという現状があるようです。従って、殺処分数を減らせば、注射等による安楽死の方法が可能となり、残酷な「ドリームボックス」の廃止に繋がるでしょう。 なお、ヨーロッパ諸国では、「ペット動物の保護に関する欧州条約」に基づき、ペットの殺処分の際は獣医師が安楽死させることが原則になっています。日本も、一刻も早く見習ってほしいものです。
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