180 気付かずパートナーにも? 感染者初の1万人超「梅毒」の症状は?
気付かずパートナーにも? 感染者初の1万人超「梅毒」の症状は? 産婦人科医に聞く
11月1日、国立感染症研究所が、今年の「梅毒」の感染者数が累計で1万141人(速報値)となったことを公表しました。年間1万人を超えるのは、現在の調査方法になった1999年以降、初めてだということです。
梅毒は性行為などで感染する病気ですが、報道によると、SNSやマッチングアプリなどを通じて不特定多数の人と出会い、性行為をすることが感染拡大の要因の一つとなっているとの指摘もあるといいます。一方、SNS上では、梅毒がどんな病気で、どんな症状が出るのかを「あまり知らない」という声も少なくないようです。
梅毒に感染後、初期から後期にかけて症状はどのように進行するのでしょうか。産婦人科医の尾西芳子さんに聞きました。
症状が「出たり消えたりする」のが特徴
Q.梅毒に感染すると、どのような症状が現れ、どのように進行するのでしょうか。
尾西さん「梅毒は、性交渉によって『梅毒トレポネーマ』という病原菌に感染し、およそ3週間の潜伏期間を経て発症する病気です。潜伏期間は個人差が大きく、1週間程度で発症する人もいれば、90日程度で発症する人もいます。
また、梅毒は症状が出たり消えたりするのも特徴で、初期の症状には気付かずにいったん治まり、そのまま放置していたら約3カ月後、症状が現れる頃には中期まで進んでいたということも少なくありません。梅毒の進行度と症状の目安は次の通りです」
【初期(第一期)】
感染後3週間程度で外陰部にしこりが現れたり、そけい部に痛みのないリンパ節腫脹(しゅちょう、リンパ節の腫れ)が見られたりし
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