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国内唯一の発酵熟成 

こんにちは風がめちゃくちゃ寒くなってきましたが海の中は澄んだ状態になり魚たちと一緒に泳ぐには気持ちいい季節です。 そんなダイバーに人気のダイビングスポット静岡県西伊豆の田子港をご存じですか? ダイビングにたびたび訪れる場所になるのですが港に降りていく坂道に1件の鰹節を製造している工場があります。そこで作られている「潮かつお」をご紹介いたします。 西伊豆の田子港は、良質の鰹がたくさん水揚げされ、鰹漁で栄えた漁師町でした。鰹節の名産地といったところでしょうか。 採れた鰹は鰹節に加工されるほか、塩に漬け込んで「潮かつお」がつくられます。 以前は日本全国で作られていましたが今では国内唯一静岡県西伊豆田子地区でしか製造されていません。「潮かつお」は初冬から仕込みを開始、新鮮な鰹の内臓を取り除き2週間ほど塩の中へ漬け込みます。その後に西伊豆特有の冬の西風に3週間ほどさらし水分を抜き熟成させていきます。「潮かつお」には航海安全と豊漁豊作・子孫繁栄を祈願し、ワラでお飾りを付け飾り「正月魚」という名前でお供えされることもあるようです。 食べ方は薄切りして焼いた後、ごはんにのせてお茶漬けにしたり、お吸い物にしたり、甘酢漬けにしたり、サラダにかけたりと、工夫次第でいろいろ味が楽しめます。  ダイビングの後には近くの食堂で茹でたうどんに細かくした「潮かつお」をのせ、ネギ、のり、ゴマ、カツオ節などと一緒にだし醤油をよく絡めていただける「潮かつおうどん」がマストな食べ物です。疲れた体に程よい塩味がたまりません。疲れが吹っ飛びもう一本ダイブできそうです。 静岡県西伊豆町を訪れた際には国内唯一の発酵食品「潮か
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本枯節

こんにちは 仕事が終わるころには真っ暗な季節になってきました。真っ暗な季節を彩るようにクリスマスツリーが例年作られますが、今年は節電ということでツリーは作られないところも多いようです。 真っ暗な家路がさらに暗いですが、ちょっとそんなイメージに近い発酵食品をご紹介したいと思います。 本枯節です。文字からして枯れてますね。見た目も「枯れた棒?」という感じがしますが世界で最も硬い食品で有名です。表面を削って断面をみると「枯れた棒」と表現してしまったのを後悔するほど美しく甘みを感じるような褐色の輝きを放っています。削ったものはふんわり羽のような軽さで口の中で香りとうま味を放つ日本食には欠かせないものです。もうお分かりですね。本枯節の別名 削り節です。本枯節の作り方と名称ですがカツオ(サバ、イワシ)を茹でて干したものをなまり節それを燻し乾かしたものを荒節荒節にカビを1度つけたものを枯節もう1度カビをつけたものを本枯節と言います。発酵食品と名乗れるのは本枯節と枯節の二つだけです。本枯節のみ発酵食品という教科書もあります。昔ながらの製法でもっと複雑な工程を行って作られているものもあります。荒節でも出汁をとることができるので、それを鰹節として提供している飲食店や家庭もありますが発酵食品とは微生物を使って発酵させたものなのでカビを使用することが必須です。スーパーマーケットなどで鰹節などを購入の際は本枯節であるのか荒節であるか見てみましょう。荒節がダメというわけではないので・・・(荒節には荒節の良さがあります)こんなことを書いていたらかつおだしのよくきいたおでんが食べたくなりました。今日も最後まで
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