153 お刺し身に「菊」の花が添えられるワケ
お刺し身に「菊」の花が添えられるワケ がん予防&コレステロール、中性脂肪低下にも 栄養士に聞いた
飲食店で刺し身をオーダーすると、お皿に盛られた刺し身とともに「菊」の花が添えられて出てくることがあります。同様に、スーパーマーケットなどで売られているパックの刺し身にも、菊の花が添えられていることがあります。近年、造り物の菊も見受けられますが、なぜ、刺し身の横に菊の花が添えられているのでしょうか。管理栄養士の岸百合恵さんに聞きました。
江戸時代から食べられるように? 殺菌目的、意外な効能も
Q.菊の花が刺し身に添えられるようになった、理由とは何でしょうか。
岸さん「菊の花は彩りの美しさはもちろん、解毒効果を利用した殺菌目的や、香りを楽しむ薬味として添えられたと考えられています。刺し身などに添えられる菊の花は、全て食用菊で、タンポポのような小ぶりでおなじみの菊は『秋月』という品種になります。
菊は平安時代に中国から日本に伝来し、観賞用や薬用として宮中で好まれるようになったと考えられています。食用菊が本格的に発達したのは江戸時代で、苦味を取り除き、花弁を大きくする改良がなされたり、品種も多種栽培されるようになったりしました。刺し身に添えられるようになったのも、この時期ではないかと考えられます」
Q.添えられた菊の花は食べられるそうですが、どのようにして食べたらよいのでしょうか。栄養はあるのでしょうか。
岸さん「軸ごと食べると苦味があるので、花びらをちぎって刺し身にちらしたり、しょうゆに入れて味や彩り、食感を楽しんだりするのが一般的です。栄養は、葉酸をはじめとしたビタミンB群、ベータ
0