中小企業経営のための情報発信ブログ285:トヨタ式仕事術
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。さて、今日は、桑原晃弥著「トヨタ式『人を動かす人』になれる6つのすごい!仕事術」(笠倉出版社)という本を紹介します。著者の桑原氏は、多くのトヨタマンを取材し、トヨタ式の仕事術について多くの著書を出版している方です。欧州連合が2035年までに「ハイブリッド車を含むCO₂を排出する内燃機関車(エンジン車)の販売を禁止する」という提案をし、日本の自動車産業にも大きな影響を与えています。この危機に直面しているのは、業界トップとうたわれるトヨタ自動車も例外ではありません。
この本では、長年のトヨタの歴史を紐解いていくことで、トヨタが業界トップとうたわれる理由が垣間見えてきます。
1.安泰なんてものはない
先日も、「企業が安泰ムードになれば警戒すべし」という永守重信氏の言葉を紹介しましたが、業界トップを走る企業であっても安泰ということはありません。むしろ業界トップだからこそ、それを追いかける他の企業の脅威におびえ、ひたすら走り続けなければならないのです。
それはトヨタも例外ではありません。「トヨタは安泰」「向かうところ敵なし」ということはないのです。自動車業界は大変革期に入りました。テスラが先鞭をつけた電気自動車が急加速し、ハイブリッドカー「プリウス」によって環境の時代を先取りしたトヨタでさえ、今後はフルラインアップで販売する車の半数以上を電気自動車にするという決断を行っています。
トヨタの特徴の1つは、「危機を迎え撃つ」ということです。危機が訪れてから慌てふためくのではなく、やがて来る危機を先取りし、危機をチャンスに変えていこうという
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