約8分前
今日はいいお天気です。太陽が燦々と輝いています。そのみなさんが今見ている太陽ですが、その光は約8分前のものだということをご存知ですか?
地球と太陽の距離は約1億5,000万キロメートルで、光の速度は秒速約30万キロメートルです。これを計算すると、太陽から発せられた光が地球に達するには、計算上約8分かかることになります。私たちが目にしている光は8分前に太陽から発せられた光なのです。
最近では午後5時半頃に太陽が沈みます。その日の入りの夕陽は約8分前にすでに沈んだ太陽から発せられた光だということです。つまり、私たちが見ている日の入りの夕陽は、リアルタイムの太陽ではありません。実は私たちはありのままの現象をそのまま見ているわけではないのです。
例えば、目の前で起きている出来事についても、見ている人によって記憶するものが異なります。知り合いに「おはよう」と声をかけて、返事がなかったという出来事について考えてみます。ある人は(聞こえなかったのかな?)と思う、ある人は(今日は体調が悪いのかな?)と思う、ある人は(何か私が悪いことをしてしまったから怒っているのかな?)と思う・・・。事実は「おはよう」と声をかけて返事がなかったという誰にとってもそうであるという事実のみです。でも、人によってそこに見るものが違ってきます。その人にとってはそこに見えるものが全てになります。そこにこれまでのその人の知識や経験が紐付き、感情が揺さぶられることもあります。そしてその見え方によっては、一生心に残る記憶(もしくは心の傷)に変化していくことだってあります。不思議ですね。
宇宙では、人類がわかっている物質はわずか
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