将棋の20局を並べると、何が分かるのか

将棋の20局を並べると、何が分かるのか

記事
エンタメ・趣味
最近、勝てない。
でも1局ずつ見返しても、何が起きているのかよく分からない。

将棋を指していると、そういう時期があります。
1局の見直しには、無料の解析アプリがたくさんあります。「この手で評価が下がった」は、すぐに分かります。

ただ、1局だけでは分からないことがあります。
それが「その日のこと」なのか、「くり返し起きていること」なのか、です。

■ 20局を、同じ物差しで並べる

そこで、直近の20局を将棋エンジンで1手ずつ調べ、横に並べて数えることにしました。
1人目の方(ご本人の了承を得て、お名前は伏せています)の3分切れ負けの14局を並べたとき、次のことが数で出ました。

・負けた7局のうち6局は、途中まで優勢だった
・持ち時間を使い切って負けた局は、最後の局面がどれも互角以上だった
・形勢が崩れた手は、すぐ指した手より、時間をかけた手のほうが割合が高かった

どれも、1局ずつ見ていたときには見えていなかったことです。

■ 見つからなかったことも、そのまま書く

一方で、「この場面で形勢が崩れやすい」と言える所は、盤の上には見つかりませんでした。対局を44局に増やしても同じでした。
はっきり出たのは、盤の上ではなく、時計の使い方のほうでした。

期待していた答えと違っても、見つからなかったことは「見つからなかった」と書きます。見つからないこと自体が、次に見る場所を絞る材料になるからです。

■ 答えを1つに決めつけない

数が出たら、「考えられること」を複数並べます。
たとえば「中盤で時間を使い切った」なら、候補が並ぶ局面で選ぶのに時間がかかったのか、読まないと指せない局面が続いたのか、序盤が速すぎたのか。
どれなのかは、この数だけでは分かりません。そこで、次の20局でどれかを見分けられる数を書いておきます。

■ 2回目は「前回のことは、今回も起きたか」

次の20局が届いたら、結果を見る前に「こうなるはず」という予測を書いて残し、あとで照らし合わせます。
1人目の方の2回目では、前回見えた3つのうち、2つは今回も起き、1つは起きませんでした(前回の数字は、たまたまだったと読みました)。

■ 書かないこと

・一手ごとの「良い手・悪い手」の判定
・「こう指せばよい」という指導
・上達の約束

エンジンの数字と候補は、比べるための材料です。どう指すかを決めるのは、指す本人です。

■ いま、5名の方を募集しています

この形のレポート(PDF 2冊)を、正式版の前のモニターとして5名の方にお作りしています。
将棋ウォーズ・将棋クエスト・ぴよ将棋・棋桜・Lishogi の棋譜に対応しています。
くわしくは、出品ページをご覧ください。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す