2021年8月20日富士山大噴火の予言について

　この予言は明確に2021年ではないが8月20日ということでたつき諒さんの記事を解釈して、ヨウツベなどで流れている噂だ。そこで8月20日を天球図で見てみるとシーソー状に地球を挟んでいるのでまあありなんという形にはなるが、そう凶意でもない。8月20日で未来をたどると直近で2036年が惑星が片方によって地震を引き起こしそうな座相になる。この辺りじゃなかろうか。

　噂に輪をかけているのは去年富士山の頭に雪がなかったから山頂が熱いのではないかという話も出ている。しかし去年は降水量が少なくて、今年はまともに雪が残っていた。

　また、噴火概要 - 九州大学 地震火山観測研究センターの雲仙普賢岳の前兆についての記事(引用　1990年11月17日，当観測所開設以来はじめて，雲仙・普賢岳の噴火活動が始まった．この前兆となる地震活動は，噴火１年前の1989年11月に発生した橘湾の群発地震までさかのぼるが，さらに決定的な前兆現象は，噴火４カ月前の1990年７月より観測され始めた．)を見ると、富士山にはまだ群発地震などの前兆現象は起こっていない。数年前にそんなときがあって、山梨県側に隆起があったがいったん収まっている。

　したがって科学的に言えば、今年の8月ではなかろうと言える。

　富士山の周りにはキャンプ場も多く、別荘地もたくさんある。また特に8月は水が塚なんか涼しくてとても過ごしやすいいいところだ。富士山大爆発なんかされたら山体崩壊してせっかく涼しい避暑地がなくなってしまう。勘弁していただきたいところだ。