「私に向いている仕事は何ですか?」
算命学を見ていると、よく出てくる質問です。
たしかに、命式を見ると、その人がどんな性質を持っているのか、どんなことに力を使いやすいのか、さまざまな特徴が見えてきます。
でも私は、そこから一つの職業名を取り出して、
「あなたには、この仕事が向いています」
と答えることには、少し違和感があります。
仕事は、職業名だけでは決まらないからです。
同じ「人に伝える力」がある人でも、教えることで力が出る人もいれば、書くことで力が出る人もいる。
人と人をつなぐことで力が出る人もいれば、何かをつくって届けることで力が出る人もいます。
同じ会社、同じ職種でも、任される役割や一緒に働く人、どこまで自分の工夫を入れられるかによって、働きやすさはずいぶん変わります。
算命学では、生年月日から命式を出し、
生まれながらに、どんな素材や才能を持っているのか。
その力が、どんな方向へ流れやすいのか。
そんな構造を見ていきます。
私は、それを「適職を当てるため」だけに使うより、
どんな環境なら、その人が自然に持っている力を使いやすいのか
を見るために使いたいと思っています。
たとえば、
人と関わることでエネルギーが回る人。
一人でじっくり考える時間が必要な人。
自由に工夫できる余白があると力が出る人。
ある程度、役割や枠が決まっている方が安心して力を発揮できる人。
同じ能力を持っていても、置かれる環境によって、ずいぶん違って見えることがあります。
だから、
「向いている仕事は何?」
だけではなく、
「私は、どんな場所なら自分らしく力を使えるんだろう」
と考えてみる。
その方が、選べる仕事の幅も広がります。
そして、今いる仕事をすぐ変えなくても、
「ここは私に合っている」
「ここは、少し工夫した方がよさそう」
と、自分の働き方を見直すこともできます。
命式は、職業を決める答えではなく、
自分が持っているものを、どこでどう使うかを考える材料。
私は、そんなふうに算命学を使いたいと思っています。
10月15日から始める「構造解析レポート」でも、
職業名ではなく、あなたの力が出やすい環境や役割を、言葉にしてお届けします。
森川ゆき
#算命学 #言語化 #仕事