催促したのに、まだ入金されない
こんな状況はありませんか?
一度催促したのに入金されない
「確認します」と言われたまま
再度連絡しても返事がない
何度も催促するのが気まずい
強く言いたいけれど、今後の取引もある
一番困るのは、
「一度お願いしたのに、それでも払ってもらえない」
というケースです。ここからは、最初の催促とは少し違う対応が必要になってきます。
何度も催促する前に確認したいこと
まず感情的になる前に、次のことを整理しておきましょう。
支払期限
請求金額
請求書の送付日
これまでの連絡内容
相手からの返答
「払ってくれない」と決めつける前に、事実を確認することが大切です。感情のまま次の連絡に進んでしまうと、後から見返したときに話が食い違っていたり、伝えるべきことが抜けていたりすることがあります。
1回目と2回目では文章を変える
ここが、この記事の中心です。
1回目:「確認」のニュアンス
○月○日のお支払いについて、念のため入金状況を確認させていただきたく、ご連絡いたしました。
2回目:「再確認+対応のお願い」
先日ご連絡いたしました○月○日のお支払いについて、現時点で入金が確認できておりません。お手数ですが、現在のご対応状況をご確認いただけますでしょうか。
それでも支払いがない場合
ここでは、支払ってほしいという意思を、より明確にする方向へ切り替えます。具体的な期限や金額を示しながら、こちらの要求をはっきりと伝える段階です。
「強く言う」と「明確に伝える」は違う
ここは特に意識したいポイントです。
NGなのは、
「何度言えば払っていただけるのでしょうか?」
のような感情的な表現。こうした言葉は、相手に強い印象を与えるかもしれませんが、支払いを促す力にはつながりにくいものです。
必要なのは、
事実+金額+期限+お願い
を明確にすること。つまり、強い言葉を選ぶのではなく、曖昧さをなくすという考え方です。
催促メールで避けたい3つの表現
NG① 相手を責める
まだ払ってもらっていません。
事実の指摘のようでいて、責める響きが先に立ってしまいます。
NG② 感情をぶつける
何度も連絡しているのですが、どうなっていますか?
苛立ちが伝わってしまい、相手が身構える原因になります。
NG③ 期限を示さない
なるべく早くお願いします。
「なるべく早く」は人によって解釈が異なります。いつまでに、という具体性がなければ、後回しにされやすくなってしまいます。
それでも返事がない場合は?
メールを何度も送ることだけが、次の一手ではありません。状況が変わらない場合は、次のような選択肢も検討してみましょう。
電話など別の手段で確認する
契約書・請求書・メールなどを整理する
支払いについて正式に書面で求める
必要に応じて専門家へ相談する
同じ方法を繰り返すのではなく、段階に応じてアプローチそのものを変えていくことが必要です。
※具体的な法的手続きについては個別の事情によって異なるため、実際に検討する際は専門家へ相談することをおすすめします。
「関係を壊したくない」と遠慮しすぎない
取引先との関係を大切にすることは、もちろん重要です。
しかし、
「関係を壊したくないから、いつまでも支払いをお願いできない」
となってしまうと、本来受け取るべき報酬まで、こちらが遠慮してしまうことになります。
丁寧に伝えることと、要求を曖昧にすることは、まったく別の話です。
まとめ
何度催促しても払ってもらえない場合は、次の順番で考えてみてください。
まず事実を整理する
これまでのやり取りを確認する
感情的な表現を避ける
支払いについて明確に伝える
必要なら次の対応を検討する
最後に、あらためてお伝えしたいのはこの一言です。
丁寧だけど、要求は明確に。
最初の催促メールについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
→「未払いを催促するメールの書き方|角を立てずに支払いをお願いする方法」
未払いそのものについて考えたい方は、こちらもあわせてどうぞ。
→「未払い売掛金の回収はなぜ難しい?|取引先との関係を壊さず支払いを求める方法」
お金の話は、内容よりも「どう伝えるか」で悩むことがあります。