機会の存在に目を配っていれば、その通り道を見つけられるようになります。（ルータイス）

ブログ読者の方はご存じかもしれませんが、僕は「笑い」のエンタメが大好きです。中でも幼少期はギャグマンガに育てられたと言っても過言ではありません。（僕自身が面白いかどうかはおいといて 笑）

おぼっちゃまくん、ハイスクール奇面組、炎の転校生、珍遊記～太郎とゆかいな仲間たち～、究極！！変態仮面、モンモンモンお父さんは心配性、浦安鉄筋家族etc、（と並べると週刊少年ジャンプ多いなと、、、笑）

おぼっちゃまくん 文庫 全8巻 完結セット (幻冬舎文庫)

ハイスクール奇面組 文庫版 コミック 全13巻完結セット

 (集英社文庫―コミック版)

中でも週刊少年マガジンで連載されていた、古谷実さんによる伝説のギャグ漫画「行け！稲中卓球部」には高校生活を丸ごと救われたといっても過言ではありません。

行け!稲中卓球部 文庫版 コミック 全8巻完結セット (講談社漫画文庫)

当時は電車を使って約2時間かかる高校に通っていたのですが、月曜日の朝はめちゃめちゃ行きたくないわけですよ。そんな憂鬱な月曜日の朝、僕の背中を押してくれたのが「行け！稲中卓球部」です。

通学中の電車で稲中が読めるから（月曜日発行の週刊少年マガジンで連載されていました）という理由で、月曜日に高校に行く憂鬱な気持ちを乗り越えていました。

＊ただ、電車の中で爆笑してしまう、駅に気づかず乗り過ごす、という副作用が問題でしたが、、、

僕が思うに「笑い」は、

もうダメ、、、というような八方ふさがりの最悪の状況や硬直した場、ネガティブな思考を一瞬でゆるめて、人に癒しと未来への道筋を見せてくれる、人類最高にして最後の砦ではないかな、と思っています。（言い過ぎかもですが 笑)

「笑い」のツボは人によって違いますし、「笑い」の質も千差万別。また、その場にいた人だけに共有される、奇跡のような瞬間もあります。

さらに、笑いのもう一つの性質として、

厳粛な場(笑ってはいけないとき)ほど、笑ってしまう。

というものもあります。笑われる側の当事者は、いたって真剣であったりすることも。笑。

（引用ここから）

それから一週ほどして、教会の懺悔の日がやってきました。

懺悔というのは、自分が犯してしまった罪を神父さんに包み隠さず告白し、神様の許しを得て、人生の方向を修正していくという「企画」です。

大城家が通っていた教会では、年に一回、決められた日に、家族ごとに懺悔するのが恒例になっていました。

懺悔の当日、家族そろって教会に出かけて行くと、やがて大城家の順番が回ってきました。

懺悔室のドアを開けると、部屋の中に小窓のついた箱みたいなものがあって、その箱の中に神父さんがいます。

神父さんは小窓を開けて、信者ひとりひとりの懺悔を聞いてくださるのです。

トップバッターは僕でした。

「あなたの悪い行いを言いなさい」

僕はサイトウと一緒におとんの部屋にのら犬を入れたことを正直に告白しました。

するとなぜか、小窓がパカッと閉まりました。

「神父っさん、神父さん？」

小窓が開くと、神父さんはなぜか後ろを向いて、ぶるぶる震えて笑いをこらえているようでした。

二番目はおとん、ご本人の登場です。

おとんは声が大きいので、待機している僕たちの方まで声が響いてきます。

「あのー、あのねー、先日、夜勤やってまして、あのー、昼間寝ていたら、息子がね、凶暴なのら犬を捕まえてきて、僕が寝てる部屋にね、入れたんですね。

で、その凶暴な犬がね、寝てる僕の顔を嚙みまして、顔面で血だらけになりまして、息子を殴ってしまったんです。

ここ噛まれた後なんですけど、神父さん見えますかねー、ここ、ここ、ここね」

また小窓がパカッと閉まる音がしました。

「あれっ、神父さん？どうされました？神父さん、開けて」

おとんが声をかけると、小窓がパカッと開く音がしました。

「は、話の続きをどうぞ」

「ほんでね、あのー、息子を殴ってしまいましてね・・・・・」

パカッと小窓が閉まります。

「神父さん、聞いてます？神父さん、開けて。あ、け、て！」

やがておとんが、僕らのところに戻ってきました。

「神父さん、開けてくれへんねん」

心配になった僕たちは、神父さんが入っている箱のドアを開けました。

すると、神父さんは箱の隅に寄りかかって、息ができないぐらい笑って痙攣しているのでした。

おとんが叫びました。

「フミアキ、救急車や、救急車呼べ！」

神父さんが、苦しそうに言いました。

「もう、ゆ、許してください」

（引用ここまで）

P37、P38「僕の心臓は右にある」

大城文章一歩間違えると、不謹慎というレッテルを張られてしまうこともありますが。。。（僕的にはこの話はめちゃめちゃ面白いです 笑 のら犬をおとんの部屋にほおりこむくだりが、この前の章にあるのでそれを読んでからだとより。）

で、大城文章さんとは、お笑い芸人のチャンス大城さんです。

僕の心臓は右にある

＊ヤンキーに首だけ出して山に埋められた話、定時制高校時代の個性的な同級生の話、コンビニバイト時代に来ていたあのきれいな女性は〇〇さんだった話etc、本当に一人の人間に起こる出来事か！？と思うほどの壮絶な人生はめちゃめちゃ面白くて笑えるので、おススメです！！

今でこそ地下芸人の星と言われテレビでも見る芸人さんですが、高校を卒業してから30年以上、何をやっても売れず、事務所にも所属できない時代が続いていました。

そんなチャンス大城さんが世に出だしたきっかけは、飲み会の場で芸人仲間になんとなく話した自分の悲惨な過去のエピソードトークがめちゃめちゃ受けて番組プロデューサーの耳に入り、某すべらない話の番組に呼ばれたことからだそうです。

つまり、普通の人なら言いたくない、どちらかと言えば忘れたいような壮絶な経験が、

芸人として世に出る。

というゴールを実現する、機会(チャンス)そのものであったわけです。

（引用ここから）

私はつねに機会がないかと目をこらし、見つけたときには逃がさないようにしています。頭の中にはすでに結果のイメージが刻み込まれています。

機会はどこに姿を現すかわかりません。しかし、現れたときにはつかまえます。

機会の通り道でとらえています。アファメーションを使うのもいいでしょう。「私には大いなる創造力があり、つねに機会を探している。機会をとらえたくて仕方ない」

落ち着いて、注意を怠らず、熱意を持って、心構えをしましょう。

そうすれば、機会のほうから声をかけてきたときには（あるいは肩をたたいてきたときには）、すっかり準備が整っています。あなたは機会の通り道を進むだけでよいのです。

～

旅を始めたばかりのころは、どうしたら目的の場所に行けるのかわからないものですが、機会の存在に目を配っていれば、その通り道を見つけられるようになります。どこかへ行くべきときは、それがわかるようになります。

そこに着いても、これから自分が何をしようとしているのかまったくわからないかもしれませんが、目的は見つけられるはずです。

機会を目の前にしても、それを誰かが生かしているのを見るまで気づかない人がほとんどです。「現在地」から「目的地」へ行き、違った人生を送るつもりなら、機会を見つけてとらえる必要があります。

することのすべてが大胆なことや大きなことでなくてもいいのです。

毎日の小さな行動が違いをもたらします。

（引用ここまで）

P298、299 「アファメーション」ルータイス

アファメーション

気功を実践してゴール設定ができると、目が良くなり、機会(チャンス)に対する感覚は鋭くなります。

ただし、機会(チャンス)は想定したようにくることは稀です。僕は斜め四十五度くらいからくると言いますが、機会(チャンス)は人に乗ってやってくることが多いと僕は思います。そして、機会(チャンス)はワンチャンが基本です。

機会(チャンス)の見つけ方と掴み方にご興味あれば、個別に聞いてください^ ^ その前に、なにはなくても大事なのは現状の外側ではないとしても、want to（心から手に入れたい）ゴールを掘り出すことですが。

追伸:

芸人さんの書籍が出たついでに、もう1つ。元ソラシド、現在青森住みます芸人の本坊元児さんの東京での売れない芸人時代の地獄のバイト生活の日々と青森住みます芸人になった話が書かれている2冊をオススメしておきます。

これを読むと人生の底にいるときも含め無駄な経験はないし、日々を丁寧に頑張る大切だと心から思います^ ^

文庫　プロレタリア芸人 (扶桑社ＢＯＯＫＳ文庫)

脱・東京芸人～都会を捨てて見えてきたもの

＊ちなみに名前の元児はお父さんがガンジーからつけたとのこと。子どもにはハードな名付けですね。。。

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