先日、親戚のおじちゃんがトマトを届けてくれました。
少し立ち話をして、
近況を話して、
そのまま帰っていきました。
優しい人です。
嫌いなわけでもありません。
でも、そのあと不思議な気持ちになりました。
私には、
血の繋がりはないけれど、
お互いに支えとなってきた相手がいます。
悩みを相談したり、
仕事の話をしたり、
時には人生について語り合ったり。
気付けば長い時間をかけて、
関係が育っていました。
そこでふと思ったのです。
なぜ親戚よりも、
その人の方が近く感じるのだろうと。
考えてみると、
人と人との距離は、
血縁だけでは決まらないのかもしれません。
家族だから分かり合えるとは限らない。
親戚だから近いとも限らない。
反対に、
血の繋がりがなくても、
深く理解し合える相手はいます。
私はこれまで多くのご相談を受けてきましたが、
恋愛でも同じことを感じます。
出会って間もないのに、
なぜか安心できる相手がいる。
何でも話せる相手がいる。
一方で、
長く一緒にいても、
どこか心の距離を感じる相手もいます。
その違いは何なのでしょうか。
私は、
「どれだけ本音を交わせたか」
ではないかと思っています。
嬉しかったこと。
悔しかったこと。
失敗したこと。
不安だったこと。
そうしたものを少しずつ見せ合うことで、
人は相手との距離を縮めていきます。
血縁は生まれた時に与えられるものですが、
信頼は時間をかけて育てていくものです。
だからこそ、
家族より心が近い人がいても不思議ではありません。
恋愛相談の中でも、
「どうしてこんなに惹かれるのか分からない」
という声をよく耳にします。
それは運命だから、
魂の縁だから、
という言葉だけでは説明できないこともあります。
その人といる時の安心感。
素直な自分でいられる感覚。
本音を話しても大丈夫だと思える空気。
そうした積み重ねが、
特別な縁を育てていることも少なくありません。
人との縁の深さは、
血の繋がりで決まるものではなく、
どれだけ人生を分かち合ってきたかで決まる。
私は最近、
そんなことを改めて感じています。