ツインソウルの彼の幻想がはがれた日
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今日、母が法事に行ってきた。
そこで久しぶりに、
ツインソウルだと感じている彼に会ったらしい。
帰宅した母が言った。
「すごく太ったよ」
「白髪も増えてた」
「かなり老けたね」
私は思わず笑ってしまった。
本人も以前、
「10kg太った」
と言っていたからだ。
でも母の話を聞いているうちに、
不思議な感覚になった。
私は今まで、
彼の見た目が好きだったわけではない。
若いから好きだったわけでもない。
むしろ外見なんて
ほとんど気にしたことがなかった。
それなのに、
なぜか心が揺れた。
その瞬間、
気付いたことがあった。
私は彼自身を見ていたつもりで、
実は彼という存在に
たくさんの意味を重ねていたのかもしれない。
苦しかった時。
孤独だった時。
誰にも理解されないと感じた時。
彼の存在は、
私の中で特別な光だった。
遠くにいても、
会えなくても、
話せなくても、
どこかで
「彼は変わらず存在している」
そう思うことで
支えられていた部分があった。
でも今日。
母の言葉を聞いた時、
その光の中にいた彼が、
急に一人の人間になった。
年を取る。
太る。
白髪が増える。
疲れる。
誰だってそうだ。
私だって同じ。
なのに私は、
どこかで彼だけは
変わらない存在だと思っていたのかもしれない。
そこで気付いた。
私が求めていたのは、
彼そのものだけではなかった。
彼を通して感じていた
安心感だった。
支えだった。
希望だった。
ツインソウルの関係で
よく起きることがある。
相手を愛していると思っていたのに、
実は相手の中に
理想
救い
運命
特別な意味
を見ていることがある。
だから相手が人間らしさを見せた時、
苦しくなる。
幻滅する。
ショックを受ける。
でも私は思う。
本当の縁は、
そこから始まるのではないだろうか。
完璧な存在ではなく。
神様でもなく。
運命の王子様でもなく。
年を重ね、
悩み、
失敗しながら生きている
一人の人間。
その姿を見てもなお、
大切だと思えるなら。
それは幻想ではなく、
本物の愛に近いのかもしれない。
今日、
私の中で一つの幻想がはがれた。
でも不思議と、
嫌いにはならなかった。
むしろ、
ようやく本当の彼に近づいた気がした。