2時間で、部下の本当の悩みにたどり着いた話

2時間で、部下の本当の悩みにたどり着いた話

記事
ビジネス・マーケティング
少し前のことです。
リーダー候補として期待していた部下と、目標設定の面談をしました。

彼女(仮にAさんとしましょう)は、私のいるIT企業にて、案件を回してくれている人です。

Aさんは、会社に入って5年ほど。
同じ運用保守の案件を継続して勤めてくれており、通常業務においては欠かせない存在でした。

しかし、「リーダー」として考えると、頭一つ抜けず、そのため私が直接対話をすることになったのです。

その中で、話を聞いていると一つの苦手なことが出てきました。

それが、
「年上の人に指示を出すこと」
でした。

更に言うと、
「自分よりも経験がある年上だから」
という話でした。

実は、Aさんは私の会社に未経験で入ってきたので、業界歴としては5年ほど。

で、そのチームのメンバーは、他に3人ほどいますが、みな10年以上IT業界で働いてきた人でした。

今のチームに配属されたのがAさんの方が早かった上、他のメンバーも保守的な考え方をしているので、リーダーには向かない。

そのため、Aさんがリーダー候補になっていました。

ここで私は、ふと疑問が出てきました。
「本当に、単に年上だから指示が出しにくいのか?」

そう考えた私は、質問をしました。

「仮に、仕事のできない年上が部下になったとして。その人への指示も躊躇いますか?」

少し考えて、彼女は答えました。

「……それは、できるかもしれないです。」

「じゃあ、簡単なお願いをするのも躊躇う?」
「それも……できると思います。」

こうして少しずつ掘り下げていくと、あることが見えてきました。

彼女が本当に自信を持てていなかったのは、年上への指示ではなかったのです。
納期付きの指示を、適切なタイミングで出せているかどうか。

そこに自信が持てていなかったのです。

更に言うなら、
「無茶な指示を出していないか」
という自分への不安。

これが、指示の出しにくさの原因だったのです。

「年上だから指示しにくい」は、本当の原因ではありませんでした。

この気づきは、彼女にとって大きかったようです。

面談の後、目標設定の内容が大幅に変わりました。「年上への接し方」ではなく、「指示の出し方そのものを鍛える」という方向に。

本人が自分で気づいて、自分で決めた。
私はただ、質問をしただけです。

この経験から、私がずっと思っていることがあります。
悩んでいる人の多くは、原因を誤診している。
「年上だから」と思っていたけど、本当は違った。

「能力がないから」と思っていたけど、本当は経験がないだけだった。

「頑張れないから」と思っていたけど、本当は意味が見えていないだけだった。

表面の悩みと、本当の原因の間には、たいていズレがあります。

そのズレを一緒に探すのが、私のサービスです。
気になる方は、プロフィールのサービスページをのぞいてみてください。

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