徳の不足から起こる世の中の不思議。それは…

◆世の中の不思議は徳の不足から起こるもの◆

今現在の世の中ではコロナウイルスが流行する中、それだけではなく人間同士の直接の交流も少なくなった。

交流が減ったことで何か困ったことがあるだろうか？と最初は思うものの、時間が経過していく中で問題が次から次へと起こるようになってきた。

まずは会話のコミュニケーションの減少。

今まで私たちが当たり前にしてきた会話。直接相手の顔を見て楽しくしていた会話も今では感染を恐れてか大半の方がマスクを必ず着用しての会話となった。誰がこんな世の中になることを想像しただろうか。

映画界での監督や、漫画界での漫画家の中では今の世の中が先々このような惨状になることを予想していた人もいたことでしょう。

しかし一般的な人たちの中では今ある当たり前に感じる毎日がこのままずっと続くものと思っていた方がほとんどではなかろうか。

そんな当たり前に思っていた世の中が今、変わり始めている。

いつになったらコロナウイルスが落ち着くのか…と先の見えない不安に見舞われている方も多いことでしょう。

ここでお話ししたいことは悪い意味ではなく、このままコロナウイルスは消えることなくインフルエンザのようにこの世の中に居座るようになるのでは？と考えた時に私たちはコロナウィルスとこのまま、うまく共存するためにはどうしていくことがより良い未来を引き寄せる為に必要なのかを考えることをもっと真剣に考えていく必要が出てくることでしょう。

良い意味で今までの毎日は戻らないと考えた時に私たちはどうしていくことが正解なのかを考えることでしょう。

しかし正解はなく、正解を考えるのではなく、各個人それぞれが自分なりの答えを見つけ出していくことが人生の課題に組み込まれていくのではないかと考えた。

当たり前の毎日は自分が勝手に思い込んでいただけであり、当たり前のものは何一つないという気付きをコロナウイルスは私たちに教えてくれたのではないだろうか。

コロナウイルスが流行しなければ気付けなかった感謝もあることでしょう。

必ず私たちの目の前に起こってくる出来事はすべて偶然はないということ。

そして当たり前なことはなに一つないということ。

今、ここで改めて感謝の気持ちを深く感じてみて頂きたいと思います。

今でいうコロナウイルスが「世の中の不思議」です。

そして、感謝不足が「徳の不足」と言えるでしょう。

松下幸之助さんの言葉の中にもこんな言葉があります。

「人間として一番尊いものは徳である」と。徳とは誰かに与えられるものではなく、自分で悟るしかないものです。

だからこそ今の世の中には徳が不足しているといことをコロナウイルスは教えてくれているのではないでしょうか。

思い返してください。コロナウイルスが起こる前とコロナウイルスが流行するようになってからでは意識的な遮断が増えたのではなかろうか、と。

遮断が増えて一人感。孤独感を感じる人もまた増えたのではなかろうか。

そうなって初めていままでの暮らしは、自分たちはどれだけ恵まれていたのだろうか、と思い返した人

もまた少なくないでしょう。

起こってしまったことを後悔しても仕方ないのですが、そうではなく、これからをどうしていくことが最善なのかを考えていくこと、考えたことを実践していくことがより良い未来に繋がっていることでしょう。

「世の中の不思議は徳の不足から起こるもの」この言葉を意識して、人が云々よりもまずは自分だけでも自分自身を変えていこうとする気持ちを改めて発起していきましょう。