こんにちは、ブログを続けるのって難しいですね。
続けられないので、1年ほど放置していました。
といっても、別に仕事をしていなかったわけではありません。
ありがたいことに、たくさんのご依頼をいただき、必死に仕事をしていました。
そんな中で、オンラインでコミュニケーションを取りながら仕事を進めていく上で、「これって大事だな」と感じることがいくつかありました。
今回は、そのことを自分のためにも書き留めておこうと思います。
どういうことかというと、お仕事であってもそうでなくても、オンラインでコミュニケーションを取るということは、基本的に文字による情報交換が主体になるということです。
「相手と話さないと、なかなかうまく進まないよね」と感じている方は、言葉以外の情報を意識しているか、無意識のうちに感じ取ってコミュニケーションを取っているのだと思います。
意外と多いのです。
言葉、しかも書き言葉以外で共有している情報というのは。
表情、声、イントネーション、場の雰囲気、掛け合いのテンポ。
書き言葉であっても、ただ書いているだけなのか、考えながら要点をまとめているのか、時系列に記述しているのか。
そんなちょっとした違いが、思考を助けることもあれば、逆に思考を阻害することだってあります。
coconalaのようなシステムの場合、初めてやり取りする相手であれば、お互いのことをほとんど知らない状態から始まります。
対面であれば、相手の表情や仕草、話し方などから、なんとなく読み取れることがあります。
でも、テキストベースのオンラインシステムでは、それがありません。
テキストだけでコミュニケーションを取るときに、多少なりとも手がかりになるのが、言葉遣いや表現です。
ここでいう「丁寧に書く」というのは、敬語をきちんと使うという意味ではありません。
物事を明確に記述しているかどうか。
私は、こちらのほうがずっと重要だと思っています。
たとえば、一つの言葉にたくさんの意味を持たせてしまうと、お互いが頭の中に思い浮かべているものも、それぞれ違ったままになります。
「いい感じに」
「それっぽく」
「見やすく」
「おしゃれに」
「わかりやすく」
こういう言葉が悪いわけではありません。
ただ、それだけでは、相手が何を思い浮かべているのかまではわかりません。
その結果、いつまで経ってもイメージが共有できず、一つのものを一緒に作り上げるところまでたどり着けないことがあります。
逆に、言葉だけでは十分に表現しきれないことを知っている人は、写真や資料などの補足情報を使います。
「この写真のような雰囲気です」
「この資料の○ページに近いです」
「この部分は残して、ここだけ変えたいです」
「完成形はわからないけれど、少なくともこういう感じにはしたくありません」
こうした情報が少し加わるだけで、かなり具体的になります。
事例や参考画像を一つ出してもらうだけで、こちらが考えるべきことが大幅に減ることもあります。
私が提供しているサービスの中にも、こうした「イメージを共有すること」が特に重要なものがあります。
これは、おまかせで何でも作るというサービスではありません。
「ご依頼者様の持つ完成イメージに、限りなく近い状態のものを作成する」というサービスです。
なので、完成イメージのない方には、あまり向いていません。
完成イメージがあいまいなままだと、結果として、いい成果物を作ることも難しくなります。
たとえば、
「○○を作りたい。
××という下書きがあって、
△△のような感じに仕上げたい!」
というところまで伝えてもらえると、とても助かります。
もちろん、最初から上手な文章を書く必要はありません。
「文章にするのが苦手なので、うまく説明できないのですが……」
という方でも大丈夫です。
むしろ、うまく書こうとするより、
「これが近い」
「これは違う」
「こういう感じ」
「ここだけは変えたい」
と、自分が持っているイメージをできるだけ具体的に出してもらうほうが、伝わることがあります。
写真でも、箇条書きでも、参考資料でも、手書きのメモでもいい。
下手でもいいから、とにかく「自分が思い浮かべているもの」を相手に渡してみる。
私は、これも一つのコミュニケーション能力なのだと思うようになりました。
そして、これは文章を書く仕事だけの話ではありません。
仕事の依頼でも、相談でも、誰かに何かを伝えるときでも同じです。
「わかりやすい文章を書く」ことよりも、
「相手が同じものを思い浮かべられるようにする」こと。
そのために、必要な情報を惜しまず渡す。
写真でも、資料でも、箇条書きでも、うまく言葉にできないなら「こういう感じ」と伝えるだけでもいい。
下手でもいいから、自分が思い浮かべているものを、できるだけ具体的に相手に渡してみる。
誰かと何かを一緒につくるというのは、たぶん、そういうところから始まるのだと思います。
……ということで、1年ぶりのブログでした。
また1年放置しないようにしたいと思います。