「御社のサイトに記事を載せませんか」という話に注意|Googleのスパムの方針と、受ける前に確かめること

「御社のサイトに記事を載せませんか」という話に注意|Googleのスパムの方針と、受ける前に確かめること

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IT・テクノロジー
「御社のホームページの一角に、こちらで用意した記事を載せませんか。掲載料をお支払いします」。
「サブドメインを貸していただくだけで、収入になります」。
こうした話を持ちかけられたら、すぐに返事をしないでください。

Googleは検索の方針で、ほかの人の記事を、評判のよいサイトの力を借りて検索上位に出そうとする行為を「サイトの評判の不正使用」としています。
この方針は2026年8月にも更新されました。
この記事では、自社に関係があるかの見分け方、受ける前に確かめること、すでに載せている場合の直し方をまとめました。

■何がいけないのか


外部の人が書いた記事を載せること自体は、問題ではありません。
問題になるのは、そのサイトの評判を利用して、記事だけでは取れない順位を取ることが主な目的の場合です。

Googleのいう「第三者」には、サイトの利用者、外部のライターや、記事を提供する会社などが含まれます。
Googleは、契約の形や関わり方を変えても、第三者の記事であることや、評判を利用しようとする点は変わらないと説明しています。
「うちも監修しているから大丈夫」とは言えないのです。

■問題になりやすい例、なりにくい例


問題になりやすい例です。

・本業と関係のないローンや、賭け事の紹介記事が並んでいる
・複数のサイトに同じ内容で配られている、紹介料目当ての記事
・デザインも内容も、サイトの本体とかけ離れた一角がある

問題になりにくいとされる例です。

・業界の方に書いていただいた、本業に関わるコラムや寄稿
・プレスリリースや、配信を受けたニュース
・お客様の投稿やコメント
・読者に情報を届けることが目的の記事広告
・適切に扱った紹介リンクや、広告の枠

これは例で、すべてではありません。
線引きに迷うときは、「この記事は、自社のお客様に読んでほしいものか」を考えてみてください。

■2026年8月の更新で、日本の会社に変わることは


8月の更新は、主に欧州経済領域での扱いを調整したものです。
Googleの説明では、欧州経済領域の外の利用者には、手動による対策が該当部分の検索結果に引き続き影響します。
日本の会社にとって、「気にしなくてよくなった」わけではありません。
一方で、記事を載せていない会社に、新しくしなければならないことはありません。

■受ける前に確かめる5つのこと


1. その記事は、自社のお客様の役に立つ内容か
2. 記事の内容を、自社で確かめて断れるか
3. だれが書いたか、責任の所在を明らかにできるか
4. デザインや品質は、サイトの本体と変わらないか
5. 同じ内容が、ほかのサイトにも載っていないか

どれかに「いいえ」があるなら、断るほうが安全です。
掲載料は小さくても、検索の評価で困ると、あとから戻すのに手間がかかります。
「サブドメインだけなら本体に影響しない」という説明も、そのまま信じないでください。

■自社のサイトを確かめる順番


外部の記事を載せた心当たりがある会社は、次の順で確かめましょう。

1. 投稿の一覧で、書いた覚えのない記事や本業と関係のない記事を探す
2. Googleで「site:自社のドメイン」と入れて検索し、知らないページがないかを見る
3. 制作会社やサーバーの管理者に、貸しているサブドメインがないかを聞く
4. Search Consoleの「手動による対策」に通知がないかを見る

手動による対策を受けたときは、Search Consoleで通知されます。
心当たりがないのに知らないページが増えているときは、改ざんの可能性もあります。
この場合は、この記事の直し方ではなく、改ざんへの対応を先に進めてください。

■すでに載せている場合の直し方


1. 掲載している記事と、契約の内容を一覧にする
2. 自社のお客様の役に立つ記事か、1本ずつ分ける
3. 残さない記事は、依頼元と話をしたうえで削除する、または検索に出さない設定にする
4. 手動による対策の通知が来ていれば、対応の内容を添えて再審査をリクエストする

ここで注意点があります。
検索に出さない設定にしただけでは、手動による対策は自動で解除されません。
また、同じドメインの別の場所へ移すだけでは解決にならず、方針の回避とみなされるおそれがあるとGoogleは説明しています。

■やってはいけないこと


・通知が来ても、そのまま放っておく
・記事を別のフォルダへ移して、済ませようとする
・契約を確かめずに、依頼元の記事をいきなり消す
・自社に関係のない記事を、掲載料目当てに増やす

■頼むときに伝えること


・ホームページのアドレス
・掲載している記事のURLと本数
・依頼元との契約の有無と、契約の期間
・Search Consoleの通知の有無
・ログインできる人と、貸しているサブドメインの有無

この5つが分かれば、どこから直すかを決めやすくなります。

■自分で確かめるチェックリスト


・書いた覚えのない記事がない
・本業と関係のない記事がない
・貸しているサブドメインがない、または把握している
・手動による対策の通知を確かめた
・掲載の依頼を受ける基準を社内で決めた
・依頼が来たときに相談する相手を決めた

■よくある質問


Q. 外部のライターに書いてもらった記事も駄目ですか?
A. 外部の方が書いただけで違反にはなりません。自社のお客様に向けた記事として、内容を確かめて載せているかが大切です。

Q. 業界団体や取引先からの寄稿は、大丈夫ですか?
A. 本業に関わり、読者の役に立つものなら、問題になりにくいと考えられます。だれが書いたかも明記しましょう。

Q. 広告の枠を置いているだけでも対象ですか?
A. 第三者の広告の枠を置くこと自体は、該当しない例として挙げられています。

Q. 順位が下がったのは、この方針のせいですか?
A. それだけでは判断できません。手動による対策の通知の有無を確かめ、ほかの原因も順に見ていきましょう。

Q. 通知がなければ、そのままでよいですか?
A. 今は問題が起きていなくても、本業と関係のない記事はお客様の信頼を損ねます。内容を見直しておくと安心です。

■任せたい方へ


書いた記事を把握できていて、ご自分で整理できる方は、この手順で十分です。
「知らないページが出ている」「検索に出さない設定の方法が分からない」という方には、WordPressの修正をお受けしています。
記事の洗い出しから、設定、確認までご相談ください。

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